PS5のコントローラーを手に取ったまま、ふとPCの画面を見つめたことはないか。
「このDualSense、PCでも使えたら最高なんだけどな……」
わかる。痛いほどわかる。俺も数年前、PS5を買ってDualSenseの握り心地に感動した直後、ゲーミングPCの前に座って同じことを考えた。あの手に吸いつくようなグリップ、指先に伝わるアダプティブトリガーの抵抗感。一度味わったら、もうXboxコントローラーの「普通の振動」じゃ物足りなくなっていた。
結論から言おう。PS5のコントローラー(DualSense)はゲーミングPCで使える。しかも、想像以上に快適に動く。
ただし――知らないとハマる落とし穴がいくつかある。俺は初めて接続した時、見事にその落とし穴に全部ハマった。USBケーブルを3本試して全滅し、「まさかコントローラーが壊れたのか?」と30分間途方に暮れた。原因?ケーブルが全部「充電専用」だった。見た目が全く同じだから、気づくわけがない。
この記事では、そんな失敗を経験した俺が、PS5コントローラーをゲーミングPCで使う方法を「落とし穴の回避」から「Steam設定」「Xbox比較」「DualSense Edge の必要性」まで全部まとめた。読み終わる頃には、手元のDualSenseでPCゲームを快適にプレイできる状態になっているはずだ。
ゲーミングPCでPS5コントローラー(DualSense)は使えるのか?【結論から言う】
結論:使える。Windows 10でもWindows 11でも、ドライバーのインストールすら基本的に不要だ。
USBケーブルを挿すか、Bluetoothでペアリングするだけで、PCがDualSenseを自動認識する。Steamは2020年の時点で公式にDualSenseをサポートしていて、「PlayStationコントローラーサポート」をONにすれば、ほとんどのSteamゲームでそのまま使える。
しかも、対応タイトルは年々増えている。2025年時点でPC向けタイトルの約75%がPS5コントローラーに正式対応。DualSenseの目玉機能である「アダプティブトリガー」や「ハプティックフィードバック」に対応したPCゲームも、すでに119タイトルを超えている。FF14、モンハンワイルズ、バイオハザード RE:4、アンチャーテッド――名作がずらりと並ぶ。

え、じゃあもうPS5のコントローラーそのまま使えるってこと? 最強じゃん!



そう急ぐな。「使える」のは間違いないが、知らないとハマる落とし穴がある。先にそっちを教えておく。
先に知っておけ。PS5コントローラーをPCで使う時の「3つの落とし穴」
接続方法を説明する前に、先に「ハマりポイント」を伝えておく。ここを知らないまま接続しようとすると、俺みたいに30分無駄にする。いや、ネットの書き込みを見ると「2時間格闘した」って人もいる。全部、事前に知っていれば一瞬で回避できる罠ばかりだ。
落とし穴①|充電専用USBケーブルの罠
これが一番多い。断言する。PS5コントローラーがPCで認識しない原因の第1位がこれだ。
USB-Cケーブルには「データ通信対応」と「充電専用」の2種類がある。見た目は完全に同じ。触っても違いはわからない。だが、充電専用ケーブルでPCに繋いでも、コントローラーは充電されるだけで、PCからはまるで見えない。存在しないのと同じだ。
俺が最初にやらかしたのがまさにこれだった。100均で買ったUSB-Cケーブルを3本試して全滅。「コントローラー壊れた?」とDualSenseのリセットボタンまで押したのに、原因はケーブルだった。
- 対策:ケーブルのパッケージに「データ転送対応」「USB 2.0以上」と書いてあるか確認
- PS5に付属していた純正ケーブルなら確実にデータ通信対応
- 迷ったら「データ通信対応 USB-C ケーブル」で検索して買い直せ。数百円で解決する
落とし穴②|Bluetooth接続の「幽霊ペアリング」問題
これはちょっと厄介だ。一度でもPS5コントローラーをBluetoothでPCに接続したことがある場合、その時のペアリング情報がPCに残り続ける。これが「幽霊」のように悪さをする。
何が起きるかというと、USBケーブルで有線接続しようとしても、PCが「あ、このコントローラーはBluetoothで繋ぐやつだよね」と勝手に判断して、有線接続を無視する。結果、繋いでいるのに認識しないという理不尽な状況が生まれる。
- 対策:「設定」→「Bluetoothとデバイス」→ デバイス一覧から「Wireless Controller」を探して「デバイスの削除」
- 削除後に改めてUSBケーブルで接続すれば、有線として認識される
- Bluetoothで使いたい場合も、一度削除してからペアリングし直すのが確実
落とし穴③|Steam入力ONでアダプティブトリガーが無効になる逆説問題
これは初見だとまず気づけない。Steamには「PlayStationコントローラーサポート」という設定がある。これをONにすると、SteamがDualSenseを認識してくれる。ここまではいい。
問題はその先だ。Steam入力をONにすると、DualSenseが「Xboxコントローラー」としてエミュレーションされる。つまり、Steamが気を利かせてXboxコントローラーに変換してくれるせいで、DualSense独自のアダプティブトリガーやハプティックフィードバックが無効になる。親切が仇になるパターンだ。



つまり、Steamの設定をONにすると使いやすくなるけど、DualSenseの特殊機能は使えなくなるってことですね?



そういうこと。だからゲームごとに「Steam入力」のON/OFFを切り替える必要がある。面倒だが、これを知ってるかどうかで体験が全然違うんだ。
- 対策:ゲームがDualSenseにネイティブ対応している → そのゲームだけSteam入力をOFFにする
- ネイティブ非対応のゲーム → Steam入力ONのままでOK(Xboxエミュレーションで使う)
- 設定方法:Steamライブラリ → ゲームを右クリック → プロパティ → コントローラ → 「Steam入力を無効にする」
PS5コントローラーをゲーミングPCに接続する方法【有線・無線】
落とし穴を把握したところで、いよいよ接続方法だ。有線と無線、2つの方法がある。どっちも簡単だが、それぞれメリット・デメリットがあるから、自分のプレイスタイルに合った方を選んでくれ。
有線接続(USB)|一番簡単で安定する方法
迷ったら有線。これが鉄則だ。理由は3つある。低遅延で安定する、設定が一切不要、そしてDualSenseの特殊機能(アダプティブトリガー・ハプティックフィードバック)が使える。
「データ通信対応」のUSB-Cケーブルを用意する。USB-A to USB-C、またはUSB-C to USB-Cどちらでも可。PS5付属の純正ケーブルがあればそれが確実。充電専用ケーブルは使えないので注意(落とし穴①を参照)。
PCのUSBポートにケーブルの一方を挿し、もう一方をDualSenseのUSB-Cポート(コントローラー上部)に挿す。これだけ。PCが自動でドライバーをインストールし、数秒でコントローラーを認識する。
DualSenseのライトバーが点灯すれば接続成功。Windowsの「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイス」でコントローラーが表示されていれば完璧だ。あとはSteamを起動してゲームを始めるだけ。
嘘みたいにシンプルだろ? 俺も最初は「こんな簡単でいいのか」と疑った。ただし、正しいケーブルを使っていれば、の話だ。充電専用ケーブルを使って「認識しない!」と騒ぐのは俺みたいな過去の失敗者だけでいい。
無線接続(Bluetooth)|ケーブルなしの自由さ
ソファに座ってPCゲームをやりたい。デスクの上をケーブルでごちゃごちゃにしたくない。そんな人にはBluetooth無線接続がおすすめだ。
ただし、前提条件がひとつ。PCにBluetooth機能が搭載されている必要がある。最近のノートPCならほぼ標準搭載だが、デスクトップPCにはないことも多い。その場合はUSB接続のBluetoothアダプター(1,000〜2,000円程度)を買えば解決する。
DualSenseの「PSボタン」と「クリエイトボタン(左上の小さなボタン)」を同時に長押しする。タッチパッド周囲のライトバーが白く高速点滅したら、ペアリングモードに入った合図だ。
Windowsの「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイスの追加」→「Bluetooth」をクリック。PCがBluetooth機器を検索し始める。
デバイス一覧に「Wireless Controller」または「DualSense Wireless Controller」と表示される。これをクリックしてペアリング。「接続済み」と表示されれば完了だ。
無線接続の注意点をひとつ。接続前にファームウェアを最新にしておくことを強く推奨する。PlayStation公式サイトから「PlayStation Accessories」アプリをPCにダウンロードすれば、DualSenseのファームウェアをPCから更新できる。古いファームウェアだと接続が不安定になることがあるから、最初の1回だけやっておけ。
有線と無線、どっちがおすすめ?
プレイスタイルによって答えが変わる。以下のテーブルで自分に合う方を確認してくれ。
| 項目 | 有線接続 | 無線接続(Bluetooth) |
| 遅延 | ほぼゼロ | わずかにあり(体感差は微小) |
| 安定性 | ◎ 非常に安定 | ○ 基本安定(まれに切断あり) |
| DualSense特殊機能 | ◎ フル対応 | △ 一部制限あり |
| 快適さ | △ ケーブルあり | ◎ ケーブルレス |
| おすすめジャンル | FPS・格ゲー・アクション | RPG・アドベンチャー・カジュアル |
俺のおすすめは「基本は有線、ソファプレイの時だけ無線」のハイブリッド運用だ。DualSenseは有線でも無線でも切り替えが自由だから、状況に応じて使い分けるのが一番賢い。
Steamでの設定方法|DualSenseを最大限活かす設定はこれだ
PS5コントローラーをPCに接続しただけでは、まだ半分だ。Steamの設定を正しく行うことで、DualSenseの実力を100%引き出せる。逆に、この設定をミスると「ボタンが反応しない」「ボタン表示がおかしい」というトラブルが発生する。
基本設定|「PlayStationコントローラーサポート」をONにする
Steamを起動し、左上の「Steam」→「設定」をクリック。
左メニューの「コントローラ」を選択し、「一般のコントローラ設定」をクリック。
「PlayStation設定サポート」にチェックを入れる。すると「検出されたコントローラー」欄に「PlayStation 5 コントローラー」と表示されるはずだ。表示されていれば設定完了。
これだけで、Steamのほぼ全てのゲームでPS5コントローラーが使えるようになる。ゲーム内のボタン表示もPlayStation仕様(△〇✕□)に切り替わるゲームが多い。Xboxのボタン表記(ABXY)に慣れていない人でも安心だ。
ゲーム別の設定|アダプティブトリガーを活かすための個別設定
ここが重要なポイントだ。先ほど「落とし穴③」で触れた通り、Steam入力をONにするとDualSenseの特殊機能が無効化される。だから、ゲームがDualSenseにネイティブ対応しているかどうかで、設定を切り替える必要がある。
| ゲームの対応状況 | Steam入力 | 理由 |
| DualSenseネイティブ対応 | OFF推奨 | アダプティブトリガー・ハプティックフィードバックが有効になる |
| DualSense非対応 | ON推奨 | Xboxエミュレーションで確実に動作する |
個別設定の方法:Steamライブラリでゲームを右クリック → 「プロパティ」→「コントローラ」タブ → 「Steam入力を無効にする」を選択。これでそのゲームだけSteam入力がOFFになり、DualSenseの特殊機能が活きる。



自分がプレイするゲームがDualSenseに対応しているかどうか、どうやって確認すればいいですか?



Steamストアのゲームページに「コントローラサポート:完全」と書いてある。あとは「ゲーム名 DualSense対応」で検索するのが手っ取り早い。
非Steamゲームでも使う方法
Epic GamesやBattle.netなど、Steam以外のプラットフォームのゲームでもDualSenseは使える。方法は2つある。
方法①:Steamに非Steamゲームを追加する
Steamライブラリの左下「ゲームを追加」→「非Steamゲームを追加」で、他のプラットフォームのゲームをSteamに登録できる。Steam経由で起動すれば、Steamのコントローラー機能がそのまま使える。
方法②:DSX(DualSenseX)を使う
Steamで購入できるサードパーティアプリ「DSX」を使えば、あらゆるPCゲームでDualSenseのアダプティブトリガーやハプティックフィードバックを拡張できる。20種類以上のトリガーモードを設定可能。ただし有料アプリだから、本当にDualSense機能をフル活用したい人向けだ。
PS5コントローラーの「DualSense機能」はPCでどこまで使えるのか?
DualSenseの最大の魅力は、従来のコントローラーにはない特殊機能だ。PS5を持っている人なら、あの「トリガーに抵抗がかかる感触」や「手のひら全体に伝わる細かな振動」は知っているだろう。問題は、この体験がPCでも再現できるのか?という点だ。
アダプティブトリガー|銃の引き金やブレーキの抵抗感
結論から言うと、PC対応ゲームでは完全に再現できる。ただし条件がある。
- 条件①:有線接続(USB-C)であること
- 条件②:ゲームがDualSenseにネイティブ対応していること
- 条件③:Steam入力をOFFにしていること(Steam経由のゲームの場合)
この3つの条件を満たせば、PS5と同じアダプティブトリガー体験がPCでも味わえる。銃の引き金を引く時の抵抗、車のブレーキを踏む時の重さ、弓を引き絞る時のテンション。指先で「触れる」ゲーム体験は、一度知ったら戻れない。
対応タイトルの例(PC版):
- ファイナルファンタジー14(パッチ6.0以降)
- モンスターハンターワイルズ
- バイオハザード RE:4
- アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション
- ファイナルファンタジーXVI
- メトロ エクソダス Enhanced Edition
- The Last of Us Part II Remastered
2025年時点で119タイトル以上がネイティブ対応しており、この数は今も増え続けている。
ハプティックフィードバック|従来の振動とは次元が違う
従来のコントローラーの「ブブブッ」という振動を思い出してくれ。あれは単純にモーターが回転しているだけだ。DualSenseのハプティックフィードバックはまったく別物で、コントローラーの左右に内蔵されたリニアアクチュエーターが、微細な振動パターンを再現する。
砂の上を歩く感触、水の中に手を入れた時の抵抗、草原を駆ける時の足元の振動。指先と手のひらに「質感」が伝わってくる。FF14のプレイヤーの間では「PC版でもDualSenseのハプティックフィードバックがヤバい」と話題になったほどだ。
ただし、こちらもアダプティブトリガーと同じく、有線接続+ネイティブ対応ゲームが条件になる。Bluetooth接続だと通常の振動に格下げされることが多い。
タッチパッド・内蔵マイク・スピーカー
DualSenseにはトリガーと振動以外にも、いくつかの独自機能がある。PCでの対応状況はこうだ。
| 機能 | PC対応状況 | 使いどころ |
| タッチパッド | ◎ 対応(Steam経由) | マウスカーソル操作、ゲーム内操作 |
| 内蔵マイク | ○ 対応ゲームで利用可能 | ボイスチャット(ただし音質はおまけレベル) |
| 内蔵スピーカー | ○ 対応ゲームで利用可能 | 効果音出力(没入感の向上) |
| ミュートボタン | ◎ 対応 | マイクの即時ミュート |
正直、タッチパッドはあると便利だが必須ではない。内蔵マイクは「ヘッドセットを付ける前のとりあえず通話」くらいの用途なら使える。スピーカーは対応ゲームでの没入感を高めてくれるが、あくまでおまけの位置づけだ。



やべー、DualSenseってPCでもこんなに使えるのか!もうXboxコントローラーいらなくね?



そう単純でもない。Xboxコントローラーにはxboxコントローラーなりの強みがある。次で比較するぞ。
PS5コントローラー vs Xboxコントローラー|PCで使うならどっちがいい?
これは永遠の議論だ。PC用コントローラーとして、PS5のDualSenseとXboxコントローラーのどちらが優れているか。結論を先に言うと、「どっちが上」ではなく「どっちが自分に合うか」で選べ。
互換性・ドライバー対応
ここはXboxコントローラーの圧勝だ。正直に言う。
XboxコントローラーはMicrosoftが作っている。WindowsもMicrosoftが作っている。つまり、Xboxコントローラーは「Windowsのために設計されたコントローラー」と言ってもいい。ドライバーのインストールは一切不要。Bluetoothまたは専用ワイヤレスアダプターで繋ぐだけで、あらゆるPCゲームが何の設定もなく動く。ボタン表記もXBOXが基準になっているゲームがほとんどだから、画面に表示されるボタンとコントローラーのボタンが完全に一致する。
一方、DualSenseもSteam経由でほとんどのゲームに対応するが、まれに「このゲームだけDualSenseだと動かない」というケースがゼロではない。設定の手間もXboxよりワンステップ多い。
操作感・スティック配置
ここは完全に好みの問題だ。
Xboxコントローラーは左スティックが上、十字キーが下に配置されている。長時間プレイでも親指が疲れにくい設計で、特にFPSとの相性がいいと言われている。グリップも大きめで、手が大きい人にフィットする。
PS5コントローラーは左右スティックが平行に並んでいる。PS1時代からこの配置に慣れている人には、これ以外考えられないだろう。DualSenseのグリップは前モデルのDualShock 4より握りやすくなり、滑り止めのテクスチャも施されている。
30年近くゲームをやってきた経験から言わせてもらうと、「慣れたレイアウトがベスト」が結論だ。わざわざ慣れないレイアウトに乗り換えて操作精度が落ちるくらいなら、手に馴染んだ方を使え。
特殊機能
ここはDualSenseの独壇場だ。
Xboxコントローラーの振動は「ブブブッ」。DualSenseのハプティックフィードバックは「雨粒が手のひらに落ちる感触」。アダプティブトリガーに至っては、Xboxコントローラーには同等の機能自体が存在しない。
ゲームの没入感という意味では、DualSenseが一歩リードしている。ただし、これが活きるのは「対応ゲーム+有線接続」の時だけ。全てのPCゲームで特殊機能を使えるわけではない点は忘れるな。
結論|こんな人はPS5、こんな人はXbox
| こんな人は | PS5コントローラー(DualSense) | Xboxコントローラー |
| PSに慣れている | ◎ | △ |
| 手持ちのDualSenseを流用したい | ◎ | ― |
| 没入感・特殊機能を重視 | ◎ | △ |
| 設定の手間を一切かけたくない | ○ | ◎ |
| 全PCゲームでの互換性を最重視 | ○ | ◎ |
| PC専門ゲーマー | ○ | ◎ |
すでにPS5を持っていて、DualSenseが手元にあるなら、わざわざXboxコントローラーを買い直す必要はない。Steam経由でほぼ全てのゲームに対応するし、DualSenseの特殊機能はXboxにはない体験を提供してくれる。一方、「PCゲーム専用に新しくコントローラーを買う」なら、Xboxコントローラーの方が設定ゼロで使える安心感がある。要は「今、手元に何があるか」と「何を重視するか」で決まる。
DualSense Edgeは必要か?|3万円の価値があるのはこんな人
DualSense Edge。ソニー純正のプロ仕様コントローラーで、価格は約29,980円(税込)。標準DualSenseの約3.5倍だ。
「プロ仕様」と聞くと心が躍るだろ? でもな、15年PCゲームをやってきた俺が断言する。全員に必要なものじゃない。むしろ、必要ない人の方が圧倒的に多い。
DualSense Edge の特徴
- 背面ボタン2つ:好きな機能をリマッピング可能。FPSではジャンプやしゃがみを背面に割り当てると、右スティックから指を離さずに操作できる
- スティックモジュール交換:スティックが摩耗しても本体を買い替える必要なし。モジュールだけ交換すればOK
- トリガー深さ調整:トリガーのストロークを物理的に短くできる。FPSでの射撃速度に直結する
- スティック感度カスタマイズ:デッドゾーンやカーブを細かく調整可能
標準DualSenseで十分な人
正直に言う。以下に当てはまるなら、標準DualSenseで何の問題もない。3万円は他のことに使え。
- RPG・アドベンチャー・シミュレーションが中心のカジュアルゲーマー
- PCゲーム初心者で、まず「PS5コントローラーでPCゲームを試したい」段階の人
- 月に数回しかゲームしない人
- 背面ボタンやスティック調整の必要性を感じたことがない人
DualSense Edgeの価値がある人
逆に、以下に当てはまるなら3万円は「投資」だ。
- FPSガチ勢:背面ボタンにジャンプを割り当てるだけで、ジャンプ撃ちの精度が別次元になる。右スティックから親指を離さなくていいのは本当にデカい
- 格ゲーマー:ボタン配置のカスタマイズでコマンド入力を最適化できる
- 毎日長時間ゲームする人:スティックの摩耗が早い。モジュール交換で本体を長寿命化できるのは経済的にも合理的
- 「勝ちたい」が明確な競技志向のゲーマー:トリガーのストローク短縮+背面ボタンは、ランク戦での勝率に直結する



俺、Apex毎日やってるけど、ランクはゴールドから上がれないんだよね……Edge買えばダイヤ行ける?



コントローラーだけじゃ上がれないぞ。ただ、背面ボタンに慣れれば「操作でミスって負ける」回数は確実に減る。腕前の天井を上げてくれる道具って感じだな。
ちなみに、DualSense Edgeのデメリットも正直に言っておく。バッテリー持ちが標準DualSenseの約70%程度しかない。そして約50g重い。ワイヤレスで長時間プレイする人にとっては、この2点は無視できない。有線で使うなら問題ないが。
PS5コントローラーがPCで認識しない時の対処法【完全トラブルシューティング】
ここまで読んで正しく設定すれば、ほとんどの人はスムーズに接続できるはずだ。でも、それでもうまくいかないケースはある。そんな時のための対処法を、パターン別にまとめた。上から順に試してくれ。
有線接続で認識しない場合
まず最初に確認するのはケーブルだ。「データ通信対応」のケーブルを使っているか? 充電専用ケーブルでは絶対に認識しない。PS5付属の純正ケーブルで試してみろ。
USB 3.0ポート(青い端子)で認識しない場合、USB 2.0ポート(黒い端子)に差し替えてみる。逆もまた然りだ。背面のポートがある場合は、そちらも試してくれ。
過去にBluetooth接続したことがあるなら、「設定」→「Bluetoothとデバイス」から古いペアリング情報を削除。これで有線接続の邪魔が消える。
スタートボタンを右クリック →「デバイスマネージャー」で「ヒューマン インターフェイス デバイス」を展開。黄色い警告マークが付いていたらドライバーに問題がある。右クリック→「ドライバーの更新」を試してみろ。
Bluetooth接続で認識しない場合
「設定」→「Bluetoothとデバイス」から「Wireless Controller」を削除。その後、DualSenseをペアリングモード(PSボタン+クリエイトボタン長押し)にして最初からやり直す。
PCのBluetoothをOFF → 10秒待つ → ONに戻す。シンプルだが、これで解決するケースが意外と多い。
DualSenseの背面(Sonyロゴの横)に小さな穴がある。ここに爪楊枝やピンを差し込んで5秒以上長押しするとリセットされる。リセット後、再度ペアリングを試す。
PlayStation公式の「PlayStation Accessories」アプリをPCにインストールし、DualSenseのファームウェアを最新に更新する。古いファームウェアがBluetooth接続の不安定さの原因になっていることがある。
Steam上で認識しない場合
- 「PlayStationコントローラーサポート」がONになっているか確認
- Steamを完全に終了して再起動する(タスクトレイからも終了すること)
- Steamクライアントを最新バージョンに更新する
- Big Pictureモードで認識されるか確認する(通常モードで認識しなくてもBig Pictureでは認識するケースがある)
音が出ない・音声がコントローラーから出る問題
これは盲点だが、DualSenseを接続するとWindowsがコントローラーを「音声出力デバイス」として認識することがある。結果、PCのスピーカーやヘッドホンから音が出なくなり、コントローラーの小さなスピーカーから音が出るという珍事が起きる。
- 対策:タスクバー右下のスピーカーアイコンをクリック → 出力デバイスを「スピーカー」または「ヘッドホン」に変更
- 「設定」→「システム」→「サウンド」→「出力デバイス」でも変更可能
まとめ|PS5コントローラーでPCゲームの世界を広げろ
ここまで読んでくれたなら、もうPS5コントローラーをPCで使う知識は全部手に入っている。最後にポイントを整理しておく。
- PS5コントローラー(DualSense)はゲーミングPCで使える。Windows 10/11対応、ドライバー不要
- 有線なら繋ぐだけ、無線もBluetooth設定だけで接続完了
- 3つの落とし穴(充電専用ケーブル・幽霊ペアリング・Steam入力の逆説)を事前に知っておけば一発で成功する
- アダプティブトリガー・ハプティックフィードバックはPC対応ゲームが119タイトル以上。有線接続が条件
- PS5に慣れているなら、DualSenseをそのまま使え。わざわざXboxコントローラーを買い直す必要はない
- DualSense Edgeは「勝ちにこだわる競技ゲーマー」向け。カジュアルゲーマーは標準DualSenseで十分
最後にひとつだけ言わせてくれ。
俺は2年間、PCとコントローラーの組み合わせを散々試してきた。高いコントローラーを買っては「思ったのと違う」と後悔し、安物を買っては「やっぱりダメだ」と買い直す。その繰り返しだった。
でも今は、DualSenseという答えがある。PS5ユーザーなら手元にすでにあるはずだ。それをPCに繋ぐだけで、新しいゲーム体験が始まる。何万円もする新しいコントローラーなんていらない。手に馴染んだ相棒を、もうひとつのステージに連れ出してやれ。



いいか、コントローラーに正解なんてない。あるのは「自分の手に合っているかどうか」だけだ。DualSenseが手に馴染んでいるなら、それがお前にとっての最強コントローラーだよ。