PS5を持っている。コントローラーを握れば、4Kの映像がテレビに映し出され、ロード時間はほぼゼロ。最新のAAAタイトルも快適に遊べる。――それなのに、ネットを開けば「ゲーミングPC買った方がいい」「PS5じゃ限界がある」という声が目に飛び込んでくる。
正直、モヤモヤするだろ?
俺は自作PC歴15年、PS5もPC も両方使い倒してきた40代のレビュアーだ。最初の5年は失敗と散財の連続で、1年で80万溶かしたこともある。水冷クーラーの水漏れでグラボを破壊し、15万が一瞬で消えた夜の絶望感は今でも忘れられない。
そんな地獄を経験してきたからこそ、断言できることがある。「PS5があればゲーミングPCはいらない」は、半分正解で半分間違いだ。
この記事を最後まで読めば、自分にとって本当にゲーミングPCが必要なのかどうか、明確に判断できるようになる。無駄な散財を防ぎたいなら、5分だけ付き合ってくれ。
「PS5あるからゲーミングPCいらない」は本当か?結論から言う
結論から言おう。PS5があればゲーミングPCがいらないかどうかは、完全に「あなたの遊び方」で決まる。
PS5のコスパが異常に良いのは事実だ。約6万円であの性能を出せるゲーム機は、正直バケモノと言っていい。同等のスペックをPCで組もうとしたら、最低でも15万〜20万はかかる。この価格差は無視できない。
だが、「安いから正義」とは限らないのがゲームの世界だ。PS5では絶対にできないことが、ゲーミングPCにはある。逆に、PS5だけで完結する遊び方をしている人にとって、PCは完全にオーバースペックの金食い虫になる。
つまり、どっちが上かという話じゃない。「自分の遊び方に合っているかどうか」が全てだ。

え、じゃあPS5持ってたらゲーミングPCいらないってこと?それとも必要ってこと?はっきり言ってくれよ!



だから「人による」って言ってるだろ。でも安心しろ、この記事を読み終わる頃には自分がどっち側か、はっきり分かるようになるから。
PS5の実力を正当に評価する
まず、PS5の実力を正しく把握しておこう。ネット上では「PS5はもう古い」みたいな意見もあるが、それは完全にエアプだ。2024年〜2025年時点でも、PS5の性能は十分に現役レベルにある。
- GPU性能: AMD RDNA 2ベース、約10.28 TFLOPS。PC換算でRTX 3060〜RTX 3070の間くらいの実力
- 4K対応: ネイティブ4K〜チェッカーボード4Kで多くのタイトルが遊べる
- 120fps対応: 対応タイトルなら120fpsでのプレイが可能
- 超高速SSD: 5.5GB/sの読み込み速度。ロード時間はほぼゼロに近い
- DualSenseコントローラー: ハプティックフィードバックとアダプティブトリガーは唯一無二の体験
- 価格: 約6万円台(通常版)。コスパは驚異的
特にDualSenseの体験は、正直PCでは再現できない。『アストロボット』や『リターナル』でトリガーの抵抗感が変わる感覚は、一度味わうとゲーム体験の概念が変わる。PS5を「ただの安物コンソール」と思っているヤツは、間違いなく触ったことがないだけだ。
俺自身、PS5を買った時は「これで十分じゃないか?」と思ったのが正直な感想だった。映像は綺麗だし、ロードは速いし、ソファでゴロゴロしながら大画面でプレイできる快適さはPCにはない魅力がある。
それでもゲーミングPCにしかできないことがある
PS5の実力は認めたうえで、それでもゲーミングPCにしかできない領域が明確に存在する。ここを知らずに「PS5で十分」と言い切るのは、知識不足と言わざるを得ない。
- フレームレートの上限がない: PS5は120fpsが限界。PCなら240fps、360fpsも可能。FPSガチ勢にとって、この差は勝敗を分ける
- MOD対応: スカイリム、マインクラフト、GTA5など、MODで別ゲーに変貌する。PS5ではほぼ不可能
- マウス&キーボード: FPS/TPSの操作精度はコントローラーの比じゃない。エイムの自由度が段違い
- Steam・Epic Gamesなどのストア: PC専用タイトルは数千本以上。インディーゲームの宝庫
- 汎用性: 動画編集、配信、プログラミング、仕事。ゲーム以外にも使える
特にフレームレートの話は重要だ。「120fpsも出れば十分だろ」と思うかもしれないが、Apex LegendsやVALORANTのようなタイトルで本気でランクを上げたい場合、144fps〜240fpsの安定動作がほぼ必須条件になってくる。プロゲーマーが全員PC勢なのは、見た目のカッコよさじゃなく、純粋に性能差があるからだ。
俺がゲーミングPCを手放せない最大の理由は、結局「自由度」に尽きる。設定を細かくいじれる、好きなデバイスを使える、ゲーム以外にも活用できる。この「自分でカスタマイズできる感覚」は、コンソールでは味わえないものだ。
PS5で十分な人の5つの特徴|当てはまるならゲーミングPCはいらない
ここからは具体的に、「PS5だけで十分な人」と「ゲーミングPCが必要な人」を切り分けていく。まずはPS5で十分なパターンから見ていこう。
以下の5つのうち、3つ以上当てはまるなら、ゲーミングPCは今のところ不要だと断言できる。無理して買う必要はない。
①週末にちょっと遊ぶ程度のライト層
仕事が終わって、夜に1〜2時間だけゲームする。休日にまとめて遊ぶこともあるけど、毎日がっつりやるわけじゃない。――こういう遊び方なら、PS5は完璧なゲーム機だ。
PS5はスイッチを入れて数秒でゲームが始まる。PCみたいにWindowsのアップデートが走ったり、ドライバの更新が必要だったり、設定をいじったりする手間がない。「気軽にゲームを楽しみたい」というニーズに対して、PS5は最適解と言える。
ゲーミングPCは、良くも悪くも「いじる楽しさ」がセットになってくる。その手間を楽しめない人にとっては、ただのストレスにしかならないだろう。
②PS5対応タイトル中心に遊んでいる
FF16、スパイダーマン2、バイオハザードRE:4、エルデンリング、モンハンワイルズ――。遊びたいゲームがPS5対応タイトルに集中しているなら、わざわざPCを買う理由はほとんどない。
最近はマルチプラットフォーム展開が主流で、大作タイトルの多くがPS5でも遊べるようになっている。かつては「PCでしかできないゲーム」が多かったが、その壁はかなり低くなった。
ただし注意点がひとつ。PC版が先行リリースされるタイトルや、PC版だけアーリーアクセスがあるタイトルは増えている。「最速で遊びたい」欲求が強い人は、この点だけ頭に入れておいてくれ。
③オンライン対戦でトップを目指していない
Apex Legends、フォートナイト、CoD――。これらのタイトルをPS5で楽しんでいて、「勝てれば嬉しいけど、別にランクにこだわってない」なら、PCは不要だ。
PC勢が有利と言われるのは、フレームレート、入力遅延、マウスエイムの精度という3つの要素が大きい。だが、これが明確に差になるのはダイヤモンド帯以上の上位ランク帯だ。カジュアルに遊ぶ分には、PS5のコントローラー操作で全く問題ない。
むしろ最近のタイトルはエイムアシストが優秀で、コントローラーの方が強い場面すらある。プロシーンを目指すわけじゃないなら、PS5で十分に戦えるのが現実だ。



確かに、フレームレートの差って上位帯じゃないと実感しにくいですよね。カジュアル勢ならPS5で全然問題なさそう。



そういうことだ。「プロがPC使ってるから自分も」って理由で買うと、宝の持ち腐れになるパターンが多い。自分のプレイスタイルを冷静に見ろってことだな。
④ゲーム以外にPCを使う用途がない
動画編集をするわけでもない。配信もしない。プログラミングにも興味がない。ネットサーフィンはスマホで十分。――この状態でゲーミングPCを買うのは、はっきり言って金の無駄だ。
ゲーミングPCの最大の強みは汎用性にある。だが、その汎用性を活かす用途がないなら、ただの高いゲーム機でしかない。しかもPS5より起動が面倒で、メンテナンスも必要な高いゲーム機だ。
俺の知り合いに、「PCの方がすごいらしい」という理由だけで25万のゲーミングPCを買ったヤツがいる。結果、ゲームしか使わず、半年後には「PS5で良かったじゃん」と後悔していた。目的のない買い物ほど無駄なものはない。
⑤予算15万円がキツいと感じる
これは一番現実的な話だ。ゲーミングPCをまともに組もうと思ったら、最低でも15万円は必要。快適に遊びたいなら20万〜25万が目安になる。さらにモニター、キーボード、マウスなどの周辺機器を揃えると、トータルで30万近くになることも珍しくない。
PS5なら約6万円で完結する。テレビは家にあるものを使えばいい。この価格差は3倍〜5倍にもなる。
予算が厳しい状態で無理してゲーミングPCを買うのは、絶対にやめろ。
俺は過去にリボ払いでPCを買って80万の借金を抱えた経験がある。あの時は毎月の支払いに追われて、ゲームどころじゃなかった。ゲームを楽しむために買ったはずのPCが、生活を圧迫するなんて本末転倒だろう。予算に余裕がないなら、PS5で十分に楽しめる。焦る必要は一切ない。
ゲーミングPCが必要な人の5つの特徴|PS5だけだと後悔するパターン
次は逆のパターンだ。以下の特徴に当てはまる人は、PS5だけでは遅かれ早かれ物足りなくなる。そして結局PCを買うことになるなら、早めに判断した方が無駄な出費を減らせる。
①FPS/TPSで本気で勝ちたい
ApexやVALORANTでダイヤモンド以上を目指している。KD(キルデス比)を真剣に追い求めている。エイム練習ソフトを毎日回している。――そんな人間にPS5は足枷にしかならない。
理由は明確だ。
- フレームレート: PS5は120fps上限。PCなら240fps以上で安定させられる。1フレームの差が勝敗を分ける世界で、この差はデカい
- 入力遅延: PCの方がコントローラー・マウスの入力遅延が小さい。高リフレッシュレートモニターとの組み合わせで、体感の「ヌルヌル感」が全く違う
- マウスエイム: スティック操作と比べて、マウスの方がエイムの精度と速度が圧倒的に上。フリック撃ちやトラッキングの自由度が段違い
- 設定の自由度: 画質を下げてフレームレートを稼ぐ、FOV(視野角)を広げるなど、PCならではの細かい調整が可能
俺が初めて144fpsのモニターでPCゲームをプレイした時の衝撃は忘れられない。PS4(当時)の60fpsから一気に倍以上のフレームレートになった瞬間、「今まで見えなかった敵の動き」が見えるようになった。大げさじゃなく、世界が変わったように感じたんだ。
ランク上位を本気で狙うなら、道具の差は実力の差に直結する。スポーツで例えるなら、プロ志望の選手がホームセンターのグローブで練習しているようなものだ。
②MODでゲームを100倍楽しみたい
MOD(Modification)の世界を知らない人は、人生の楽しみの一つを逃している。大げさに聞こえるかもしれないが、本当にそう思っている。
スカイリムにグラフィック強化MODを入れれば、2011年のゲームが最新タイトル以上の美しさになる。マインクラフトに工業MODを入れれば、完全に別のゲームとして遊べる。GTA5にリアル志向MODを入れれば、映画のような映像でロスサントスを走り回れる。
MODはPC版でしか使えない。これはPS5がどんなに進化しても変わらない制約だ。ソニーのセキュリティポリシー上、フルMOD対応は基本的にあり得ない。
MODに興味があるなら、ゲーミングPCは「いる」ではなく「必須」だ。迷う余地がない。
しかし、MOD導入は自己責任だ。非公式ツールのため、ゲームのアップデートで動作しなくなる場合がある。悪意のある製作者のものだとウイルスが仕込まれていたりする。リスクを十分に理解する必要がある。
20万が一瞬で吹き飛ぶ可能性も・・・



MODってそんなにすごいの?PS5版のスカイリムでもMODっぽいの入れられるじゃん!



PS5版で入れられるのはごく一部の限定的なMODだけだ。PC版のMODは何万種類もあって、グラフィックからゲームシステムまで根本から変えられる。別次元の話だな。
③配信・動画編集をやりたい
ゲーム配信や動画編集に興味があるなら、ゲーミングPCは事実上の必須アイテムだ。PS5にもブロードキャスト機能はあるが、できることが限られすぎている。
PS5のブロードキャスト機能だけでは、以下のことができない。
- OBSのような高機能配信ソフトの使用
- シーン切り替え、オーバーレイ、アラート表示のカスタマイズ
- 複数のカメラ・マイクの切り替え
- 本格的な動画編集(カット、テロップ、エフェクト)
- サムネイル制作
YouTubeやTwitchで活動している配信者の大多数がPCを使っている理由は、単純に「PS5では戦えない」からだ。配信の質は、視聴者の定着率に直結する。見づらい配信、テロップのない動画は、どれだけゲームがうまくても埋もれてしまう。
ゲーミングPCがあれば、ゲームをしながら同時にOBSで配信し、終わったらそのままDaVinci ResolveやPremiere Proで動画編集ができる。この「一台で完結する」のがPCの強みだ。
④Steam・PC専用ゲームを体験したい
Steamのライブラリには、2025年時点で約7万本以上のゲームが存在する。PS5で遊べるタイトルが数千本であることを考えると、その差は歴然だろう。
特にインディーゲームの充実度は圧倒的だ。『Factorio』『Rimworld』『Satisfactory』『Dwarf Fortress』『Balatro』――。これらの名作はPC専用、もしくはPC版が先行しているタイトルばかりだ。
さらにSteamセールの破壊力も見逃せない。年に数回開催される大型セールでは、名作が50%〜90%オフで手に入る。Humble Bundleのような格安バンドルもある。長期的に見ると、ゲームの購入費用はPS5よりPCの方が安く済む場合が多い。
「遊べるゲームの数」と「ゲームの安さ」、この二つを重視するなら、PCの方が確実に満足度は高くなる。
⑤ゲーム以外にも使い倒したい
ゲーミングPCは、名前こそ「ゲーミング」だが、その正体は高性能な汎用パソコンだ。ゲーム以外にも、こんな用途に使える。
- 動画編集(YouTube、TikTok用コンテンツ制作)
- 画像編集・イラスト制作(Photoshop、Clip Studio Paint)
- プログラミング・Web開発
- 3Dモデリング(Blender、ZBrush)
- AI画像生成(Stable Diffusion)
- 在宅ワーク・リモートワーク全般
- 音楽制作(DTM)
俺自身、フリーランスとしての仕事は全てゲーミングPCで行っている。記事を書くのも、写真を編集するのも、動画を作るのも、全部同じマシンだ。ゲーミングPCは「ゲームだけの機械」じゃない。生活と仕事を支える相棒になる。
PS5は純粋な「ゲーム専用機」だ。それが強みでもあり、弱みでもある。ゲーム以外にもPCを使いたい明確な用途があるなら、ゲーミングPCを選ぶ方が結果的にコスパが良い。



ゲーミングPCって仕事にも使えるんですね。そう考えると、投資として見れば高くないかもしれない。



そうだな。俺のPCは仕事道具でもあるから、経費として考えられる部分もある。「ゲーム機」じゃなく「万能マシン」として見ると、判断基準が変わるんだよ。
PS5とゲーミングPCを本音でガチ比較|スペック・コスト・体験の差
ここまで「人による」と言い続けてきたが、客観的なデータも出しておこう。PS5とゲーミングPC(ミドルレンジ想定)を、4つの軸でガチ比較する。
価格・コスパ比較
| 項目 | PS5 | ゲーミングPC(ミドルレンジ) |
| 本体価格 | 約6万円 | 約18万〜25万円 |
| モニター | テレビでOK(0円) | 約2万〜5万円(別途必要) |
| 入力デバイス | コントローラー付属(0円) | キーボード+マウスで約1万〜3万円 |
| オンライン料金 | PS Plus 約5,000〜8,600円/年 | 無料(Steam等) |
| ゲーム価格 | 新作7,000〜9,000円 | Steamセールで大幅値引きあり |
| トータル初期費用 | 約6万円 | 約22万〜33万円 |
初期費用だけ見れば、PS5の圧勝だ。約3〜5倍の価格差がある。だが、長期的に見ると話が変わってくる。
PS5はPS Plusの年間料金が継続的にかかる。5年使えば約2.5万〜4.3万円。一方、PCのオンラインプレイは基本無料で、Steamセールを活用すれば年間のゲーム購入費も抑えられる。3〜5年のスパンで考えると、トータルコストの差は縮まる。
さらに、PCはゲーム以外にも使えるという汎用性がある。仕事に使うなら、ゲーミングPCの費用は「ゲーム代+仕事道具代」として分散できるわけだ。
ゲーム性能比較(fps・画質・ロード時間)
| 項目 | PS5 | ゲーミングPC(RTX 4070クラス) |
| 最大fps | 120fps | 240fps以上(モニター次第) |
| 4K対応 | 対応(チェッカーボード含む) | ネイティブ4K+DLSS/FSRで高fps |
| レイトレーシング | 対応(限定的) | フル対応(RTXシリーズ) |
| ロード時間 | 超高速(カスタムSSD) | NVMe SSDで同等レベル |
| グラフィック設定 | パフォーマンス/画質の2択程度 | 数十項目を個別に調整可能 |
性能面ではゲーミングPC(ミドルレンジ以上)が上回る。ただし、PS5の性能が「低い」わけでは決してない。多くのタイトルで4K/60fpsは問題なく出るし、ロード時間に関してはPS5のカスタムSSDが驚異的に速い。
差が出るのは「120fps以上の領域」と「グラフィック設定の自由度」だ。ここにこだわるかどうかで、PCの価値が変わってくる。



ロード時間はPS5の方が速いの?PC負けてんじゃん!



最新のNVMe SSDを使えばPCも同レベルだよ。PS5のSSDが「最初から入っている」のがすごいの。PCは自分で選んで組み込む必要があるから、その手間分の差かな。
ゲームタイトルの幅と自由度
| 項目 | PS5 | ゲーミングPC |
| 総タイトル数 | 数千本 | 7万本以上(Steam単体) |
| 独占タイトル | あり(スパイダーマン等、ただしPC移植増加中) | あり(PC専用インディー多数) |
| MOD対応 | ほぼなし | 多数のタイトルで対応 |
| アーリーアクセス | 少ない | 豊富 |
| レトロゲーム | 限定的 | エミュレーターで幅広く対応 |
ゲームの選択肢は、PCが圧倒的に多い。ただし、「自分が遊びたいゲーム」がPS5にあるなら、タイトル数は関係ない。7万本のうち99%は自分と関係ないゲームだからだ。
重要なのは「自分が遊びたいゲームがどっちにあるか」。PS5独占タイトルを遊びたいならPS5一択だし、PC専用のインディーゲームやMODを楽しみたいならPC一択。両方遊びたいなら、両方持つしかない。
ゲーム以外の活用範囲
| 用途 | PS5 | ゲーミングPC |
| 動画配信 | ブロードキャスト機能(機能限定) | OBS等でフルカスタマイズ可能 |
| 動画編集 | 不可 | DaVinci Resolve、Premiere Pro等 |
| オフィスワーク | 不可 | Word、Excel、Google Workspace等 |
| プログラミング | 不可 | あらゆる開発環境に対応 |
| AI活用 | 不可 | Stable Diffusion、LLM等 |
| メディアプレイヤー | Blu-ray、ストリーミング | あらゆるフォーマットに対応 |
ゲーム以外の活用範囲は、比較するまでもない。PS5は「ゲーム機」であり、PCは「何でもできるマシン」だ。この差は永遠に埋まらない。
ただし繰り返すが、これは「PCの方が偉い」という話ではない。「ゲーム以外にも使いたいかどうか」で判断すべきポイントだ。ゲームしかしないなら、この差は関係ない。
「PS5で十分」と思ってたのにゲーミングPCを買った人たちのリアル
ここからは、実際に「PS5で十分」と思っていたのに結局ゲーミングPCを買うことになったパターンを紹介する。これは俺自身の経験や、周りのゲーマー仲間から聞いた話をもとにしている。
「自分はPS5で十分」と思っている人ほど、一度目を通しておいてほしい。未来の自分に起きる可能性がある話だからだ。
きっかけは「フレンドがPC勢だった」
これが一番多いパターンだ。一緒に遊んでいたフレンドがPCに移行して、クロスプレイ非対応のタイトルが出てきた瞬間、一緒に遊べなくなる。
あるいは、クロスプレイ対応タイトルでも、PC勢とPS5勢では見えている世界が違う。PC勢が240fpsでヌルヌル動いている横で、自分だけ60fpsでカクついている。ボイスチャットで「お前だけ反応遅くない?」と言われた時の悔しさは、経験した者にしかわからない。
ゲームは結局「誰と遊ぶか」が一番大事だ。フレンドがPC勢になった時点で、PS5の快適さだけでは補えない壁が生まれてしまう。
俺の知り合いで、このパターンでPCに乗り換えたヤツは5人以上いる。全員「もっと早く買えばよかった」と言っていた。
配信・動画編集を始めたら「PS5だけじゃ無理」と気づいた
最初はPS5のブロードキャスト機能で配信を始めた。視聴者が増えてきて、もっとクオリティを上げたくなった。オーバーレイを入れたい、テロップを出したい、カメラの切り替えをしたい。――そう思った瞬間、PS5の限界にぶち当たる。
動画編集に至っては、PS5では物理的に不可能だ。撮影した映像をUSBに保存してスマホで編集する? それで満足できるのは最初だけだろう。
配信や動画編集に本格的にハマると、ゲーミングPCは「趣味の道具」から「必需品」に変わる。これは避けられない現実だ。



俺もゲーム配信やってみたいんだよな〜。PS5だけでもできるって聞いたけど?



できるぞ、最初はな。でも視聴者が増えたり、もっと凝りたくなった時にPS5だけだと壁にぶつかる。その時にPCを買うくらいなら、最初から視野に入れておいた方がいい。
SteamセールでPC専用ゲームの沼にハマった
友達の家でPCゲームを触らせてもらった。Steamのストアを見て、その数と安さに衝撃を受けた。気になっていたインディーゲームがセールで数百円。名作が90%オフ。ウィッシュリストに入れたゲームが一気に10本以上。
一度このSteamセールの沼を覗いてしまうと、もう戻れない。特にインディーゲームが好きな人間にとって、SteamはPS Storeの比じゃないくらいの宝の山だ。
俺自身もSteamのライブラリには500本以上のゲームがある。そのうち半分以上はセールで買ったものだ。正直、一生かかっても全部は遊びきれないだろう。でも、それくらい選択肢が豊富だということだ。
ちなみに、この「ゲーム積む問題」は別の意味で地獄だ。遊びきれないゲームが溜まっていく罪悪感は、ゲーマーなら誰でも共感するだろう。
両方持ちは最強か?PS5とゲーミングPCの「併用」という選択肢
ここまで読んで、「じゃあ両方買えばいいんじゃないか?」と思った人もいるだろう。実際、俺はPS5もゲーミングPCも両方持っている。両方持ちの立場から、メリットとデメリットを正直に伝えよう。
両方持ちのメリット
- ゲーム選択の自由度が最大化: PS5独占もPC専用もどちらも遊べる。「あのゲーム遊べない」というストレスがゼロ
- 用途で使い分けられる: リビングでゴロゴロ遊ぶ時はPS5、本気で対戦する時はPC、仕事はPC。シーンに応じた最適な選択ができる
- マルチタイトルの「一番いい環境」を選べる: 同じゲームでも、PS5版とPC版で出来が違う場合がある。両方持っていれば常にベストな方を選べる
- フレンドの環境を選ばない: PS5勢ともPC勢とも、どちらとも一緒に遊べる
正直、両方持ちの快適さは一度味わうと手放せない。俺の場合、ソロでじっくり遊ぶRPGはPS5の大画面テレビで、FPS/TPSの対戦はPCのゲーミングモニターで、という使い分けが定着している。DualSenseの体験が活きるタイトルは絶対にPS5で遊ぶようにしているな。
両方持ちのデメリットと注意点
だが、両方持ちには当然デメリットもある。ここを無視して「両方買え!」とは言えない。
- コストが重い: PS5(6万)+ゲーミングPC(20万前後)+周辺機器で、トータル30万超えは覚悟が必要
- 置き場所の問題: PS5とPCとモニターとテレビ、全部置くスペースが必要。一人暮らしのワンルームだとキツい
- メンテナンスが倍: PCのドライバ更新、PS5のシステムアップデート、両方のストレージ管理。手間は確実に増える
- 同じゲームを二重購入するリスク: マルチプラットフォームタイトルを「こっちの方が良さそう」と両方買ってしまう罠
俺は過去に同じゲームをPS5版とPC版で二重購入したことが3回以上ある。これは地味に痛い出費だ。セール価格だとしても、積み重なるとバカにならない。
両方持ちは「最強」だが「最も金がかかる」選択肢でもある。予算に余裕がある人だけが選べる贅沢だ、ということは正直に伝えておく。



両方持ちは理想的だけど、予算的にすぐには難しい人が多そうですよね。優先順位をつけるなら、どっちを先に買うべきですか?



ゲーム以外の用途があるならPCが先。純粋にゲームだけならPS5が先。で、余裕ができたらもう片方を追加する。この順番が一番失敗しないだろうな。
判断チェックリスト|3分で「自分にはどっちが必要か」わかる
ここまで読んで、それでもまだ迷っている人のために、シンプルなチェックリストを用意した。当てはまる項目にチェックを入れてみてくれ。
- 週のゲームプレイ時間は10時間以下
- 遊ぶゲームはPS5対応タイトルがほとんど
- オンライン対戦でランク上位を目指すつもりはない
- MODに特に興味がない
- 配信・動画編集をする予定がない
- ゲーム以外にPCを使う用途が思いつかない
- 予算15万円以上の出費は厳しい
- テレビの大画面でゴロゴロ遊ぶのが好き
5つ以上当てはまった → PS5で十分。ゲーミングPCは今は不要。
- FPS/TPSで本気でランクを上げたい
- 144fps以上のヌルヌル感を体験したい
- MODで遊びの幅を広げたい
- ゲーム配信や動画編集に挑戦したい
- Steam・PC専用ゲームに興味がある
- ゲーム以外にも仕事やクリエイティブ作業に使いたい
- 一緒に遊ぶフレンドにPC勢が多い
- 予算20万円以上を用意できる
5つ以上当てはまった → ゲーミングPCを検討する価値あり。PS5だけだと後悔する可能性が高い。
両方3〜4つずつ → 今はPS5で遊びつつ、将来的にPCを視野に入れておくのがベスト。



チェックリストはあくまで目安だ。大事なのは「自分が何をしたいか」を正直に考えること。見栄やネットの煽りで判断すると、確実に後悔するぞ。
よくある質問
- PS5とゲーミングPC、初めて買うならどっちがおすすめ?
-
ゲームだけを楽しみたいならPS5が圧倒的にコスパが良い。6万円で最新タイトルが遊べるのは驚異的だ。ただし、ゲーム以外にも動画編集や配信、仕事に使いたいなら、最初からゲーミングPCを選んだ方が二重投資にならず結果的にお得になる。
- 10万円以下のゲーミングPCでもPS5に勝てる?
-
正直厳しい。10万円以下のPCだとPS5と同等かそれ以下の性能しか出せないことが多い。PS5の約6万円というコスパは本当にバケモノだ。PCでPS5以上の体験をしたいなら、最低でも15万円は見ておいた方がいい。
- PS5でもマウスとキーボードは使えるの?
-
対応タイトルなら使える。フォートナイトやCoD、FF14などはPS5でもマウス&キーボード操作が可能だ。ただし対応タイトルは限られているし、PCほどの入力遅延の少なさやカスタマイズ性はない。マウス操作を本格的に使いたいなら、やはりPCの方が環境として優れている。
- PS5 ProならゲーミングPCはもっといらなくなる?
-
PS5 Proは確かに性能向上しているが、根本的な違いは変わらない。フレームレートの上限、MOD非対応、マウスキーボードの制限、汎用性の欠如――これらはPS5 Proでも解決されない問題だ。「PS5の延長線上の強化」であって、「PCの代わりになる」わけではない。
- ゲーミングPCを買ったらPS5は売った方がいい?
-
すぐに売る必要はない。PS5独占タイトルはまだ存在するし、DualSenseの体験はPCでは完全再現できない。ただし、半年以上PS5を起動しなくなったら、売却を検討してもいいだろう。中古市場でも一定の値段がつくから、PCの周辺機器代に充てるのもアリだ。
まとめ|「いらない」も「いる」も正解。大事なのは”知ったうえで”決めること
長い記事に付き合ってくれてありがとう。最後にまとめよう。
- PS5のコスパは驚異的。6万円であの性能は素直にすごい
- ライト層、PS5タイトル中心、ランクにこだわらない、ゲーム以外にPC不要、予算15万がキツい → PS5で十分
- FPSガチ勢、MOD好き、配信・動画編集したい、Steam沼に入りたい、ゲーム以外にも使う → ゲーミングPCが必要
- 予算があるなら両方持ちが最強。だが30万超えは覚悟しろ
- 一番ダメなのは「よく分からないまま、ネットの煽りに乗って買うこと」
「PS5があればゲーミングPCはいらない」――この言葉は、ある人にとっては100%正解だし、別の人にとっては100%間違いだ。大事なのは、自分の遊び方と目的を理解したうえで、自分自身で判断すること。
俺は15年かけて、数々の失敗と散財を経験してきた。1年で80万溶かした時期もあれば、水冷水漏れで15万を一瞬で失った夜もある。リボ払いで借金80万を抱えたこともある。全部、「よく調べずに、なんとなくの勢いで買った」結果だ。
だからこそ、この記事を読んでくれたあなたには、同じ失敗をしてほしくない。
「いらない」と判断するのも立派な選択だ。「いる」と判断して投資するのも正しい選択だ。どちらも、知ったうえで決めたなら後悔しない。
スペック表だけ見て買うな。自分の用途を知れ。それが、15年間の失敗から俺が学んだ、たったひとつの教訓だ。



迷ったら、まずは自分が「何がしたいか」を紙に書き出してみろ。答えは必ずそこにある。焦って買うな。後輩たちが賢い選択をしてくれることを願ってるぞ。