「ゲーミングPC、初心者はどのメーカーで買えばハズレないんだ?」――その問いをブラウザに打ち込んだまま、もう30分は固まってないか?
気持ちはわかる。タブを10個開いて、レビューサイトを行ったり来たりして、結局どこも「おすすめ」と書いてあって、誰を信じればいいのかわからなくなる。15万、20万って金は、コンビニのおにぎりとは桁が違う。失敗したらシャレにならない。
俺は40代の自作歴は2年。最初のでやらかした散財は20万を超えた。パーツを買い漁り、気づけば散財し放題。
その失敗の山の上から、これからゲーミングPCを買おうとしている後輩――つまりあなたに、本音で1本書く。この記事を最後まで読めば、こうなる。
- 初心者でも安心して買える主要メーカー5社の違いがわかる
- 「メーカー選びの前に決めるべき3つのこと」が言語化できる
- 5社の中から「あなたに合う1社」を自分で絞り込める判断軸が手に入る
- 避けるべきメーカーの特徴を見抜けるようになる
先に結論を言っておく。大手BTOメーカー上位5社なら、どこを選んでも”大ハズレ”はない。差がつくのは、メーカーの優劣じゃなく、お前の用途との相性だ。
「じゃあどう選ぶんだよ」――その答えを、俺の散財の山と引き換えに、これから全部置いていく。
ゲーミングPC初心者は”メーカー選び”の前にやるべき3つのこと
結論から言う。メーカー比較は、後回しでいい。
これは怠けろという意味じゃない。順番が逆なんだ。メーカーを比べる前に、自分の中で固めておくべきことが3つある。これを飛ばすと、どんな名門メーカーで買っても確実に後悔する。なぜなら、買い物の正解は「メーカーが優れているか」ではなく「自分の用途と一致しているか」で決まるからだ。
俺は最初の1台で、この順番を完全に間違えた。「ゲーミング」と検索して出てきた最強構成を、用途も決めずに組み始めた。結果は3万のグラボが初期不良で泣き寝入りだ。スペック表だけ見て買うな。ベンチマーク回してから語れ――は俺の口癖だが、その前にもっと手前の話をする。
①やりたいゲームを2〜3本、紙に書け
ノートでもメモアプリでもいい。とにかく具体的なタイトル名を書け。「FPS」「MMO」というジャンル名じゃない。『Apex Legends』『VALORANT』『FINAL FANTASY XIV』『原神』『Cyberpunk 2077』――この粒度だ。
なぜか。ゲームごとに必要スペックが10倍以上違うからだ。VALORANTは10年前のPCでも動くが、Cyberpunk 2077をフルHD最高画質でヌルヌル動かすにはRTX 4060クラスが要る。「やりたいゲーム」を曖昧にしたまま予算を決めると、必ずどこかでズレる。
正直に言う。今は買うな。1〜2週間、Steamのウィッシュリストを眺めるか、YouTubeで気になるゲームのプレイ動画を5本見ろ。それでも「全部やりたい」と思うなら、フルHD144fpsを安定して出せる中堅構成を選んでおけば外さない。
②目標fpsとモニター解像度を決めろ
fpsとは1秒間にモニターが描き換える絵の枚数だ。60fpsはパラパラ漫画、144fpsは動画、240fpsは現実――そう覚えておけばいい。FPS系で勝ちたいなら144fps以上、MMO主体なら60fpsで十分。ここの目標を決めずに「とりあえず良いやつ」と選ぶと、必ず無駄金が出る。
俺の経験則を表でまとめておく。あくまで目安だが、初心者が予算感を掴むには十分だ。
| 解像度・目標fps | 必要GPUの目安 | 本体価格の目安 |
| フルHD・60fps(MMO中心) | RTX 4060 / RTX 5060 | 14万〜17万円 |
| フルHD・144fps(FPS中心) | RTX 4060Ti / RTX 5060Ti | 17万〜22万円 |
| WQHD・144fps(高画質志向) | RTX 4070 / RTX 5070 | 23万〜30万円 |
| 4K・60fps(映像美重視) | RTX 4070Ti以上 | 28万円〜 |
「光るだけのゲーミングPC欲しい」と「ヌルヌル動かしたい」は別物だ。前者ならフルHD60fpsで十分。後者なら144fps以上を狙うことになる。自分がどっちの欲望で動いているか、ここで自覚しろ。
③予算の”上限”を先に決めろ。リボ払いで沼った男からの遺言だ
ここが一番大事だ。予算の上限を先に決めろ。BTOの公式サイトを開く前に、だ。
俺の話をする。サラリーマン時代、最初は「20万あれば最強組めるだろ」と思っていた。実際にBTOサイトを開くと、+1万でグラボが1ランク上がる、+5千でメモリが倍になる、+2万で水冷になる。気づいたら見積もりは32万。「ここまで来たら」とポチった。次の月、給料日前に冷蔵庫が空っぽになった。
そこからリボ払いに手を出した。1年で借金は80万。Amazonの購入履歴を遡ったら、使ってないパーツの合計額が30万を超えていた。PCは逃げない。逃げるのはいつも自分の財布だ。
だから先に決めろ。「上限20万。1円も超えない」と紙に書いて、PCの横に貼っておけ。これだけで人生が変わる。

えー、予算決めずに見てたわー。でもさ、ちょっとくらい超えても大丈夫っしょ?



その「ちょっと」で俺は80万溶かした。お前は俺の散財を越えるな。
結論:初心者におすすめのゲーミングPCメーカー5選【一覧】
準備ができたところで、いよいよ本題に入る。初心者が最初に検討すべき大手BTOメーカーは、以下の5社だ。
順位は付けない。優劣じゃなく相性だからだ。
| メーカー | 強み | こういう人向け | 価格帯 |
| マウスコンピューター(G-Tune) | 24時間サポート・国内生産 | サポート重視の堅実派 | 14万〜30万円 |
| ドスパラ(GALLERIA) | 納期最速・即納モデル豊富 | すぐ届いてほしいせっかち派 | 13万〜30万円 |
| パソコン工房(LEVEL∞) | 全国実店舗・対面相談可 | 対面で相談したい慎重派 | 13万〜28万円 |
| FRONTIER | 週替わりセール・破格コスパ | セール狙いの計画派 | 12万〜26万円 |
| サイコム | パーツ細部までカスタマイズ可 | 長く使いたい中上級志向 | 17万〜35万円 |
正直に言うが、ここから下のH2はそれぞれ1社ずつ深掘りしていく。全部読まなくていい。上の表で気になった2〜3社だけ拾い読みしてくれ。それが一番効率がいい。
マウスコンピューター(G-Tune)|サポート重視の初心者に最も推せる
初心者に1社だけ選べと言われたら、俺はマウスコンピューターのG-Tuneを推す。理由は単純。壊れた時に電話で繋がるからだ。
特徴:24時間365日電話サポートと国内生産
マウスコンピューターは長野県飯山市の自社工場で組み立てを行う国内メーカーだ。サポート窓口は24時間365日対応で、深夜にPCが起動しなくなっても電話が繋がる。これはBTO業界では珍しい。普通は平日9時〜18時か、混雑時はチャットのみだ。
「電話くらいで大袈裟な」と思うかもしれない。だが想像してみてくれ。深夜2時、ゲーム中に突然PCが落ちる。再起動すると画面が真っ黒。説明書を読む気力もない。そんな時、電話で「今こうなってます」と話せる安心感は、初心者にとって金額以上の価値がある。俺も最初の頃はこれで何度救われたか。
メリット・デメリット
メリット
- 24時間365日電話サポート(業界トップクラス)
- 長野・飯山の国内自社工場で組み立て
- 標準1年保証+有償で3年に延長可能
- キャラクターコラボモデル(FF14推奨等)が初心者の指針になる
デメリット
- 同スペックの最安構成と比べると数千円〜1万円高い場面がある
- 納期は他社より少し遅め(受注生産のため)
- カスタマイズの自由度はサイコムより一段下
こういう人に向いている
- PC初心者で「壊れた時、誰かに電話で頼りたい」人
- 長期保証を最優先で考える堅実派
- 派手なLEDより、堅実な作りを求める人
- 親が子どもに買い与える1台
逆に、「数千円でも安く済ませたい」人や「明日には届いてほしい」人には向かない。サポートは”保険”だ。価格や納期と引き換えに買うものだと割り切れるなら、最強の選択肢だ。
ドスパラ(GALLERIA)|納期最速・コスパで攻めたい初心者向け
「今すぐゲームしたい」――この欲望に最も応えるのがドスパラのGALLERIAだ。
特徴:翌日出荷・即納モデルの圧倒的豊富さ
BTO業界で「即納モデル」のラインナップがここまで多いのはドスパラだけだ。在庫があれば最短翌日出荷。地方在住でも2〜3日で届く。「本体は来週末に欲しい」レベルの話なら、ドスパラ一択だと言っていい。
さらに価格戦略が攻撃的だ。同じRTX世代でも、他社より5千〜1万円安い構成が定期的に出る。ケースのデザインも黒基調で派手すぎず、初心者でもリビングや机に置いて違和感がない。
メリット・デメリット
メリット
- 翌日出荷の即納モデルが業界最多クラス
- 同価格帯で他社より一段強いGPUを積みやすい
- 全国に実店舗があり、修理持ち込みも可
- ケース内の裏配線・エアフロー設計が近年大幅改善
デメリット
- サポートはマウスコンピューターほど手厚くない
- 標準保証は1年(延長は有償オプション)
- 過去にアフィリエイト記事の偏向で評判を落とした時期がある(現在は是正)
こういう人に向いている
- 「明日には触りたい」せっかち派
- セール価格を狙ってコスパで攻めたい人
- 派手なゲーミング感より、無難なデザインを好む人
- 修理は自分で持ち込んでもいい人(実店舗が近い)
パソコン工房(LEVEL∞)|実店舗で相談できる安心感
「ネットで20万の買い物は怖い」――そう思うなら、パソコン工房のLEVEL∞が最適解だ。
特徴:全国80店舗超で対面相談ができる唯一の規模
パソコン工房は全国に80を超える実店舗を構える。BTO業界でこの規模は他に存在しない。店頭でスタッフに相談しながら構成を決められるのが最大の強みだ。同じiiyamaブランドのモニターとセットでまとめ買いできるのも、初心者にはありがたい。
「在庫を実物で見られる」「不具合時に持ち込める」――これは精神的な保険として相当でかい。電話やチャットが苦手な世代にも刺さる。
メリット・デメリット
メリット
- 全国80店舗超で対面相談・修理持ち込み可
- iiyamaモニターとのセット割引が組みやすい
- セール頻度が高く、底値はGALLERIA級
- パーツ単品販売も豊富で、後々の増設に強い
デメリット
- 店舗によってスタッフの知識量にばらつきがある
- 地方の小規模店だと在庫が少ないことがある
- 標準ケースのデザインがやや地味
こういう人に向いている
- ネット注文に不安があり、対面で相談したい人
- モニターとセットでまとめ買いしたい人
- 近くにパソコン工房の店舗がある地域住民
- 後々パーツを増設・交換していく予定の人
FRONTIER|セール時の価格破壊が魅力の中堅BTO
「とにかく1円でも安く同スペックを手に入れたい」――この一点で勝負するならFRONTIERだ。
特徴:週替わりセールで他社を一段下回る価格
FRONTIERはインバースネットが運営する中堅BTOで、毎週金曜にセールが切り替わる。タイミングが合うと、同スペック構成が大手より2〜3万円安い。BTO業界の価格破壊役だ。
その代わり、納期はやや読めない。セール直後は注文が集中して2〜3週間待ちになることもある。「届くまで待てる」「セールを待てる」計画派にはこの上ないコスパを叩き出す。
メリット・デメリット
メリット
- 週替わりセールで同スペック大手比2〜3万円安いことが珍しくない
- 標準構成でも電源・メモリ・SSDの選定が良心的
- シンプルなケースデザインで万人受けする
デメリット
- 納期がセール時期に左右されやすい
- 大手と比べてサポート体制は薄め
- 実店舗がないため、修理は配送のみ
こういう人に向いている
- セールを2〜3週間待てる計画派
- 同スペックを最安で買いたいコスパ重視派
- サポートはチャット・メールで十分な人
- 2台目以降の購入で、もう自分でトラブル対応できる人
サイコム|カスタマイズ性とパーツ品質に振り切った専門派
「初心者だけど、1台目から本気で長く使いたい」――そういう人にはサイコムを推す。
特徴:パーツ単位で細かく指定できる唯一無二のBTO
サイコムは大手と路線が違う。電源メーカー、メモリのチップ、SSDの型番まで指定できる。CPUとGPUを別々に水冷化する「デュアル水冷」など、独自構成も得意だ。価格帯は大手より2〜5万円高い。だが「無駄な構成は組まない」というポリシーが商品全体に貫かれている。
初心者には敷居が高く見えるかもしれない。だが「カスタマイズはおまかせ構成でいい」と割り切れば、初心者でも”上質な1台”を手に入れられる。長く愛用するつもりなら、最初からここを選ぶのもアリだ。
メリット・デメリット
メリット
- パーツ細部まで指定可能。”妥協のない1台”が組める
- 静音性・冷却性に振った独自構成が豊富
- サポートの技術力が高く、相談が玄人レベル
- 長期保証が手厚い
デメリット
- 大手より2〜5万円高い
- 納期は2週間前後と長め
- カスタマイズ画面が初心者には情報量過多に見える
こういう人に向いている
- 1台目から長く(5年以上)使いたい人
- 静音性・冷却性を妥協したくない人
- 夜中の家族を起こさずゲームしたい在宅勢
- 初期投資を惜しまない代わりに後悔したくない人
5社を横断比較|表でまとめて見る違い
5社の違いを1枚の表に押し込んだ。「どれが一番か」ではなく「どれがあなたの優先順位と合うか」で読んでほしい。
| 項目 | G-Tune | GALLERIA | LEVEL∞ | FRONTIER | サイコム |
| 価格帯 | 標準 | やや安い | 標準〜安い | 最安級 | 高め |
| 納期 | 1週間前後 | 翌日〜数日 | 1週間前後 | 2〜3週間 | 2週間前後 |
| サポート | ◎24h電話 | ○電話・店舗 | ◎店舗対面 | △チャット中心 | ○技術力高 |
| カスタマイズ性 | 標準 | 標準 | 標準 | 限定的 | ◎細部指定可 |
| 標準保証 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年〜手厚い |
| 実店舗 | 少数 | あり | 全国80店超 | なし | なし |
| 推し用途 | 長く堅実に | すぐ遊ぶ | 対面で安心 | 底値狙い | 長期愛用 |



結局どこも一長一短ですね…決めきれない…



そう。だから”自分の優先順位”を1つだけ決めればいい。サポートか、納期か、価格か、カスタマイズか。1つに絞った瞬間、答えは自動で出る。
初心者が”避けるべき”メーカーの3つの特徴
逆の話もしておく。「ゲーミングPC」と謳いながら避けたほうがいいメーカーには、明確な特徴がある。個別の社名は出さない。出すと角が立つし、お前自身が見抜ける目を持つほうが100倍価値があるからだ。
①「光ること」を最大の売りにしているメーカー
商品ページの一番上に、虹色LEDの写真がデカデカと載っていて、スクロールしないとスペックが出てこない――こういうメーカーは、9割地雷だ。
光るのは悪くない。問題は“光ることしかアピールしていない”点だ。本物のゲーミングPCメーカーは、最初にGPUモデル名と平均fpsを出す。光るのは付加価値にすぎない。
俺も若い頃、アフィカスのレビューサイトに騙されて「光るだけで中身スカスカ」のPCを掴まされた。3万のグラボが初期不良でも返品できず、泣いたあの夜のことは今でも覚えている。同じ轍を踏むな。
②公式サイトに具体的なfps検証データがないメーカー
「ゲーミング」を名乗るなら、各タイトルでの平均fpsが公式サイトに載っているのが当たり前だ。Apex・VALORANT・FF14・原神あたりの主要タイトルでフルHD何fps出るか、はっきり書いてあるか確認しろ。
「快適」「サクサク」「ヌルヌル」とふわっとした言葉しかないメーカーは、検証していない可能性が高い。検証していないPCに”ゲーミング”と書く資格はない。
③レビューが極端に少ない・極端に絶賛だらけのメーカー
価格.comやXでメーカー名を検索してみろ。レビューがほぼゼロなら様子見、逆にやたら絶賛だけが並んでいたら逆に怪しい。本物のメーカーには必ずネガティブレビューもある。「電話が繋がりにくい」「セール直後は混む」程度の現実的な不満が混じっている方が、健全だ。
アフィ記事の見抜き方も覚えておけ。同じメーカーを「圧倒的1位」と推している記事が複数並んでいて、推している理由が抽象的(「コスパ最強!」「初心者にもおすすめ!」だけ)なら、まず怪しい。本気の比較記事には必ずデメリットが書かれている。
公式サイトを開いて3秒以内に「具体的なGPUモデル名」と「納期」と「サポート連絡先」が見つからないメーカーは、どれだけ評判がよくても俺は買わない。隠している、もしくは見せる気がないメーカーに、20万は預けられない。
メーカー選びでよくある失敗パターン3つ
俺がこの15年間で見てきた、初心者が沈む典型パターンを3つ置いておく。このどれかに当てはまっていたら、注文ボタンの上で一回手を止めろ。
パターン①:用途を決めずに「最強構成」を求めて散財する
これ、ほぼ全員がやる。「どうせ買うなら良いやつを」という気持ちは健全だ。が、用途が決まっていない状態の「良いやつ」は、ただの過剰スペックでしかない。
俺もそうだった。何のゲームをやりたいかも決めずに、ネットで「最強構成 おすすめ」を検索して回った。1年で80万散財した男の話だ、信じてくれ。RTX 4090を積んでフルHDモニターでマインクラフトをやっていた時期は、今思い出しても笑う。あれは”ゲーミングPC”じゃなく”高級置物”だった。
用途が「Apexで勝ちたい」なら、必要なのはGPUより応答速度の速いモニターだったりする。スペック表だけ見て買うな。用途から逆算しろ。
パターン②:セール価格に飛びついて使わないオプションを盛る
「あと3千円でメモリが32GB」「あと5千円でSSDが倍」――BTO公式サイトの追加オプションは、麻薬だ。気づいたら見積もりが3万跳ね上がっている。
俺の部屋には、セールに飛びついて買った”使ってないパーツ”が今も山積みだ。Amazonの購入履歴を遡って合計したら、未開封パーツだけで30万を超えていた。妻に「またPC?ゲームか家族か選べ」と言われたのは、この時期だ。
初心者が初期に積むべきものは、メモリ16GB・SSD 1TBで十分。足りなくなってから足せばいい。最初から全部盛るな。
パターン③:電源をケチって全壊させる
これだけは覚えておけ。電源ケチるやつは、遅かれ早かれPC全壊させる。
俺は水冷に手を出して、ホースが外れた瞬間にグラボとマザーボードに水がかかった。修理費含めて15万が一瞬で消えた。あの時、深夜の部屋にGPUファンの異音だけがブーンと響いていた光景は、今でも夢に出る。
電源は「最低でも80PLUS BRONZE以上、容量は推奨より100W余裕を持つ」。これが鉄則だ。BTO各社の標準電源は基本的にここをクリアしているが、最安構成のオプションで電源だけ落とすケースがある。そこは絶対に削るな。



電源とかどれでも一緒っしょ。安いやつでよくね?



それ、俺がマザボとグラボ同時に殺した時に言ったセリフだ。タケシ、お前は俺の散財を越えるな。
あなたが選ぶべき1社はこう決める|タイプ別フローチャート
ここまで読んでくれたお前のために、最後の1社を絞り込むフローを置いておく。上から順番に「YES」になったところで止めればいい。
YES → ドスパラ(GALLERIA)。即納モデルが豊富で最短翌日出荷。これ一択。
YES → マウスコンピューター(G-Tune)。24時間365日電話サポートは初心者の最強の保険。
YES → パソコン工房(LEVEL∞)。全国80店舗超で対面相談OK。
YES → FRONTIER。週替わりセールで同スペック大手比2〜3万円安。
YES → サイコム。価格は高めだが妥協のない1台が組める。
2社で迷ったら、サポートを取れ。これが俺の最終アドバイスだ。価格や納期は買う前に比べられる。だがサポートの差は、買った後にしか体感できない。深夜に画面が真っ暗になった時、電話が繋がる先があるかどうかで、初心者の人生は変わる。
ゲーミングPCメーカー選びのよくある質問(FAQ)
- BTOと家電量販店のゲーミングPCはどっちがいい?
-
初心者には基本BTO一択。家電量販店モデルは中身がブラックボックスで、サポート対応もメーカー横断で複雑になりがちだ。BTOは構成が透明で、自社サポートが直接対応してくれる。
- Amazonで売っている安いゲーミングPCは買っていい?
-
10万円を切る激安モデルは、99%地雷だ。中古パーツや旧世代GPUを「ゲーミング」と謳って売っている例が多い。最低でも上記5社の最安モデル(13〜14万円)を選べ。
- 自作とBTOどっちが安い?
-
2026年現在、同スペックなら自作とBTOの価格差はほぼない。むしろBTOの方が安いケースが増えている。法人がパーツを大量仕入れする規模感には個人は勝てない。初心者は迷わずBTOを選べ。
- 保証は何年つければいい?
-
初心者なら有償でも3年保証を強く推奨する。1〜2年目は初期不良の山を越えれば概ね大丈夫だが、3年目あたりからファン・電源にガタがくる。延長保証費用は5千〜1万円程度。安心料としては安い。
- 注文してから届くまでどれくらい?
-
ドスパラの即納モデルなら最短翌日。受注生産モデルは1〜2週間が標準。FRONTIERのセール直後やサイコムのフルカスタム構成では2〜3週間かかることもある。急ぎなら必ず納期表記を確認すること。
- 初期不良があった場合の対応は?
-
大手5社はいずれも到着後1〜2週間以内であれば初期不良として無償対応してくれる。届いたら必ず最初の数日で全タイトルのベンチマークを回し、異音・温度・fpsを確認しろ。沈黙は損失だ。
まとめ|俺の散財を越えてくれ
長文に付き合ってくれてありがとう。最後にもう一度、要点だけ置いていく。
- メーカー比較の前に、やりたいゲーム・目標fps・予算上限を決めろ
- 大手5社(G-Tune・GALLERIA・LEVEL∞・FRONTIER・サイコム)はどれも合格点
- 差がつくのは”優先順位”。サポート・納期・価格・カスタマイズのどれを取るか1つだけ決めろ
- 「光ること」を売りにしているメーカー、fps検証データがないメーカーは避けろ
- 2社で迷ったら、サポートを取れ。買った後の差は買う前にはわからない
俺は最初の5年で80万を溶かした。水冷で15万を吹っ飛ばし、リボ払いで借金80万を背負い、妻に最後通牒を突きつけられた。あの頃の俺に、今の自分が話しかけられるなら、こう言うだろう。「メーカーを比べる前に、お前が何をやりたいか書け」と。
幸い、お前の手元にはこの記事がある。俺の散財の山を踏み台にして、お前は1発で正解を引いてくれ。15万や20万は決して安くない。だが、用途と相性さえ合っていれば、その金は3年・5年と笑えるほどリターンを返してくる。深夜2時、画面の向こうで平均144fpsのカウンターを初めて見た時の感動は、本物だ。
大丈夫。散財しまくった俺でもベストな1台にたどり着けた。お前ならもっと早くたどり着ける。
俺の散財を越えてくれ。