ホリパッド for WindowsPC クロスタイプが向いてる人・向いてない人

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PCゲームのコントローラーを探していて、「5,000円前後でまともなやつないのか…」と画面の前で固まったこと、ないか?

Amazonで「PC コントローラー」と検索すると、2,000円の怪しい中華パッドから3万円超えのエリコン2まで、選択肢が多すぎて脳が処理を拒否する。レビューを読み漁っても「コスパ最高!」と「すぐ壊れた」が同じ製品に並んでいて、何を信じていいかわからない。

俺は2,000円のコントローラーをポチって痛い目を見た。箱を開けた瞬間の「おもちゃ感」、3日で効かなくなった右スティック、1ヶ月でLボタンが陥没して二度と戻ってこなかった。あの2,000円は勉強代――いや、ただの罰金だった。

そんな経験を経て、俺がたどり着いた結論がある。「安すぎるのは論外だが、高ければいいってもんでもない。5,000円前後で”ちゃんと作られた”コントローラーこそが最適解だ」ということ。

で、今回取り上げるのがホリパッド for WindowsPC スティッククロスタイプ(HPC-061)。約5,000円で背面ボタン、1,000Hzポーリングレート、連射機能まで載せてきた、HORIの本気モデルだ。

この記事では、スペック表だけじゃわからない実際の使用感、クロスタイプとストレートタイプの選び方、同価格帯の他製品との正面比較まで、全部正直に語る。読み終わる頃には「自分にこのコントローラーが合うかどうか」がはっきりわかっているはずだ。

目次

ホリパッド for WindowsPC スティッククロスタイプとは?基本スペックと特徴

製品概要 ― HPC-061の基本スペック

まずは基本情報を押さえておこう。ホリパッド for WindowsPC スティッククロスタイプは、型番HPC-061。2024年7月にHORIから発売されたWindows PC専用の有線コントローラーだ。

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項目スペック
型番HPC-061
対応OSWindows 11 / 10
接続方式有線(USB Type-A)
入力方式XInput / DirectInput 切替対応
ポーリングレート1,000Hz
外形寸法約152mm × 110mm × 60mm
質量約250g
ケーブル長約3m
価格(税込)約4,980円

注目すべきは約250gという軽さ。Xbox純正ワイヤレスコントローラーが電池込みで約290gだから、それよりも軽い。長時間ゲームをする人間にとって、この40gの差は地味に効いてくる。

他のコントローラーにはない5つの注目機能

「5,000円のコントローラーなんてボタンが付いてるだけだろ」と思ってないか? 俺も最初はそう思っていた。だがこのホリパッド、5,000円にしては積んでる機能が明らかにおかしい。

  • 1,000Hzポーリングレート ― 一般的な125Hzの8倍の頻度でPCに入力を送信。低遅延で正確な操作が可能
  • 背面ファンクションボタン×2 ― 好きなボタンをアサイン(割当)できる。親指を離さずに追加操作が可能
  • 連射 / 連射ホールド機能 ― 3段階の速度で連射設定が可能。シューティングや周回プレイに便利
  • プロファイル機能(最大5つ) ― ゲームごとにボタン設定を保存。ワンタッチで切り替えられる
  • ヘッドセット端子 + マイクミュートボタン ― 3.5mmジャックでヘッドセットを直接接続。ボタン一つでミュート切替

特に背面ボタンとプロファイル機能は、1万円以上のコントローラーに搭載されていることが多い機能だ。これを5,000円で載せてきたのは、HORIの攻めた価格設定と言っていい。

え、5,000円で背面ボタン付いてんの!?マジ!?

マジだ。ただし、背面ボタンは「付いてる」だけじゃ意味がない。どう使うかが大事だ。それは後で詳しく話す。

「クロスタイプ」と「ストレートタイプ」の違いを30秒で理解する

ホリパッド for WindowsPCには2つのモデルが存在する。機能・スペックは完全に同一で、違いはスティックと十字キーの配置だけだ。

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モデル型番スティック配置似ている配列
スティッククロスタイプHPC-061左スティックが上、十字キーが下Xbox / Switchプロコン配列
スティックストレートタイプHPC-062左スティックと十字キーが並列PlayStation配列

要するに、「Xbox系の配置が好きならクロスタイプ」「PS系の配置が好きならストレートタイプ」。これだけだ。どちらを選ぶかは後のセクションで詳しく解説する。

実際に使ってわかったメリット5選 ― 5,000円でここまでやるか

スペックだけ見ても「で、実際どうなの?」が見えてこない。ここからは、ホリパッド クロスタイプを実際に使って感じた5つのメリットを正直に語る。

①ボタンの押し心地がコンシューマ機レベル

結論から言う。5,000円とは思えないボタンの押し心地だ。

安いコントローラーにありがちな「パチパチ」というプラスチック感がない。A/B/X/Yボタンは適度な反発があり、押し込んだ時の感触がしっかりしている。Switchのプロコンに近い、と言えば伝わるだろうか。

以前使っていた2,000円のコントローラーは、ボタンを押すたびに「カチッ」と安っぽい音がして、長時間プレイしていると指先にストレスが溜まった。ホリパッドではそれがない。「あ、これちゃんと作ってあるな」と指が教えてくれる。

HORIはもともとアーケードスティックで有名なメーカーだ。ボタンの耐久性と操作感にはこだわりがある。その技術が5,000円のパッドにもきちんと反映されている。

②背面ボタンが「5,000円台で付いてる」衝撃

背面ボタンは、一度使うと元には戻れない機能だ。

背面ボタンとは、コントローラーの裏側にある追加のボタンのこと。好きなボタンの機能を割り当てられるので、親指をスティックから離さずに追加の操作ができる

これが何を意味するか。たとえばFPS。通常、ジャンプするにはAボタン(右親指)を押す必要がある。つまり、ジャンプする瞬間はエイム操作ができない。しかし背面ボタンにジャンプを割り当てれば、右親指はスティック上に置いたまま、中指でジャンプできる。ジャンプ撃ちが格段にやりやすくなるわけだ。

背面ボタンの活用例
  • FPS / TPS:ジャンプ、しゃがみ、リロードを背面に割当 → エイムを中断しない
  • アクションRPG:回避、アイテム使用を背面に割当 → 咄嗟の操作がスムーズ
  • MMORPG:よく使うスキルやショートカットを背面に割当 → 操作の効率化

さらにプロファイル機能で最大5つまでボタン設定を保存できるから、ゲームを切り替えるたびに設定し直す必要がない。これは地味に嬉しい。

③1,000Hzポーリングレートは体感できるのか?正直に答える

結論を先に言う。「劇的に違う!」とまでは言わない。だが、わかる人にはわかる差がある。

ポーリングレートとは、コントローラーがPCに入力信号を送る頻度のこと。一般的なコントローラーは125Hz(1秒間に125回)。ホリパッドは1,000Hz(1秒間に1,000回)。つまり8倍の頻度で入力を拾ってくれる

数字だけ見ると凄そうだが、実際の体感差はどうか。

正直に言うと、RPGやアドベンチャーゲームのような落ち着いたジャンルではほぼ違いを感じない。だがFPSで素早くエイムを振った時や、格闘ゲームでフレーム単位の入力が求められる場面では、「あれ、なんかレスポンスがいい気がする」という微妙だが確かな差がある。

「気のせいかもしれない」と思う人もいるだろうし、それも正直な感覚だと思う。ただ、125Hzだとスティック入力が1msごとではなく8msごとにしか反映されない。この差を数値で見ると、FPSの激しい撃ち合いの中では確かに意味がある。

つまり、1,000Hzポーリングレートは「あれば嬉しい」けど、これだけで買う理由にはならないってことですね?

そういうことだ。「他の条件が同じなら、1,000Hzの方がいい」くらいの認識でいい。過大評価も過小評価もするな。

④有線接続のメリットを見直せ ― 遅延ゼロ・充電不要・軽い

「2024年にもなって有線?」と思ったなら、ちょっと待て。有線にはちゃんとメリットがある。

無線コントローラーが主流になった今、有線は確かに古く感じるかもしれない。だが、ゲーマーにとって有線接続には見逃せないメリットが3つある。

  • 遅延が限りなくゼロに近い:Bluetoothは電波干渉で不安定になることがある。有線は物理的に繋がっている以上、入力遅延がほぼ発生しない
  • 充電切れの心配がない:「いいところで電池切れ」というストレスとは無縁。USB給電で常時稼働
  • 本体が軽い:バッテリーを搭載しないぶん、本体重量が軽くなる。ホリパッドの250gは軽量級だ

ケーブル長も約3mあるから、デスクからちょっと離れた位置でプレイするくらいなら十分な長さだ。ソファでゲームしたいなら話は別だが、PCデスクに座ってプレイするなら有線で困ることはまずない。

⑤XInput / DirectInput切替で古いゲームにも対応

最近のSteamゲームしかやらないなら気にしなくていい。だが、レトロゲームも遊ぶなら話は別だ。

XInputは現在のWindows標準の入力方式で、ほぼ全ての最新ゲームが対応している。一方、DirectInputは古い規格で、レトロゲームやエミュレーターで必要になることがある。

ホリパッドはこの2つをボタン操作一つで切り替えられる。つまり、最新のSteamゲームからレトロなPCゲームまで、1台でカバーできる。地味だが、ゲーマーにとっては意外と重要なポイントだ。

正直に言う。ホリパッド クロスタイプの気になる点・デメリット

メリットだけ語って「はい、おすすめです!」で終わるレビューは信用するな。ここからは正直に気になった点を話す。これを知った上で「それでも買う」と判断できるなら、後悔はしないはずだ。

①スティックが滑りやすい ― グリップ不足の対処法

これは複数のレビューでも指摘されている弱点だ。スティックの表面が滑りやすい。

特にFPSで激しくスティックを動かしていると、親指がツルッと滑る瞬間がある。「ここで滑るか!」という場面で起きると正直かなりストレスだ。

だが、これには簡単な解決策がある。スティックカバー(サムグリップ)を装着すればいい。Amazonで数百円で買えるシリコン製のカバーを被せるだけで、滑りはほぼ解消される。正直、ホリパッドを買うならスティックカバーもセットで買っておくことを強く推奨する。

えー、別売りのカバー買わないとダメなの?最初から滑らないように作れよー

気持ちはわかるが、数百円で解決する問題だ。それより「5,000円でこれだけの機能が載ってる」方に目を向けろ。完璧を求めるなら3万のエリコン2を買え。

②LT/RTトリガーが浅い ― 特定ゲームでの相性問題

LT(左トリガー)とRT(右トリガー)の押し込みが浅い。これはゲームによっては結構気になる。

Xbox純正コントローラーのトリガーは深めのストロークで、アナログ入力の「どのくらい押し込んだか」を繊細にコントロールできる。一方、ホリパッドのトリガーはストロークが浅く、「しっかり押さないと反応しない」場面がある。

具体的にどんなゲームで影響が出るかというと――

  • FF14:クロスホットバーの呼び出しにLT/RTを使うが、浅い押し込みだと反応しないことがある
  • レースゲーム:アクセル・ブレーキの微調整にトリガーのアナログ入力を多用するため、浅いストロークだと繊細な操作がしにくい
  • FPS / TPS:エイム(LT)と射撃(RT)はデジタル的な「押す/押さない」の操作なので、ほとんど影響なし

FPSメインのゲーマーなら気にならないが、FF14やレースゲームを中心にプレイするなら注意が必要だ。

③スタート/セレクトボタンの配置が独特

これは好みの問題だが、スタートボタンとセレクトボタンの位置にクセがある。

その直下に連射ボタンと設定ボタンが配置されているため、慣れないうちは「スタートを押したつもりが連射設定を変えてしまった」という誤操作が起きる。ゲーム中にメニューを開こうとして連射が暴発すると、意外と焦る。

ただし、これは1〜2週間も使えば指が配置を覚える。慣れの問題であって、構造的な欠陥ではない。

④無線接続には非対応 ― これが許容できるかが分かれ目

完全有線。Bluetooth非対応。ここが許せるかどうかで、この製品の評価が大きく分かれる。

リビングのテレビにPCを繋いでソファでゲームしたい、みたいな使い方には向かない。ケーブル3mでは足りない環境もあるだろう。

逆に、PCデスクに座ってプレイするスタイルなら有線のデメリットはほぼない。前述の通り、遅延なし・充電不要・軽量というメリットの方が大きい。

「どうしても無線がいい」という人は、素直にXbox純正ワイヤレスコントローラーか、8BitDo Ultimate 2あたりを検討した方がいい。無理にホリパッドを選ぶ必要はない。

クロスタイプとストレートタイプ、どっちを選ぶ?迷った時の判断基準

ホリパッド for WindowsPCのクロスタイプ(HPC-061)とストレートタイプ(HPC-062)で迷っている人は多いだろう。結論を先に言うと、「今までどのコントローラーに慣れているか」で決めれば間違いない

Xbox / Switchプロコンに慣れている人 → クロスタイプ一択

Xboxコントローラーを使い続けてきた人、もしくはSwitchのプロコンを愛用している人。この2つのコントローラーは左スティックが上、十字キーが下という同じ配列(クロス配列)だ。

この配列に手が馴染んでいるなら、クロスタイプを選べば違和感なく移行できる。わざわざストレートタイプに手を出す理由がない。

PS系コントローラーに慣れている人 → ストレートタイプが無難

DualShock 4やDualSense(PS5コントローラー)をずっと使ってきた人。PS系は左スティックと十字キーが横並びのストレート配列だ。

この配列が体に染み込んでいるなら、ストレートタイプ(HPC-062)の方が自然に使える。「配列が違うだけでしょ?すぐ慣れるよ」と思うかもしれないが、何百時間もゲームで培った指の記憶は、思った以上にしぶとい。新しい配列に慣れるまでの数日間、「あ、また間違えた」というストレスが積もるのは結構キツい。

「どっちにも慣れてない」初めてのPCコントローラー → クロスタイプを推す理由

まだどちらの配列にも慣れていないなら、クロスタイプを選んでおけ。理由は3つある。

  • WindowsとSteamがXbox配列を前提に設計されている:ゲーム内のボタン表示(A、B、X、Y)がそのまま一致する。PS配列だと「○を押して」と表示されるべきところが「Aを押して」と出て混乱する
  • 多くのPCゲームのチュートリアルがXbox表記:操作ガイドがXboxボタン名で表示されるゲームが圧倒的に多い
  • 今後の汎用性:Xbox配列に慣れておけば、将来Xbox純正やSwitchプロコンに乗り換えても違和感がない

まだ「手のクセ」がない今のうちにXbox配列に慣れておく方が、長い目で見ると圧倒的にお得だ。

なるほど、WindowsとSteamがXbox配列前提っていうのは納得です。初めてならクロスタイプの方が無難そうですね。

そういうことだ。迷ったら「環境に合わせる」。PCゲームの環境はXbox寄りに作られているからな。

同価格帯の競合コントローラーと徹底比較 ― ホリパッドは「買い」か?

ホリパッドだけを見ていても、「本当にこれがベストなのか」は判断できない。同じ価格帯の競合製品と正面から比較しよう。

比較対象と評価基準

5,000円前後で買える有力な選択肢を4つピックアップした。

  • ホリパッド for WindowsPC スティッククロスタイプ(HPC-061) ― 今回の主役
  • Xbox ワイヤレスコントローラー(純正) ― PCゲーマーの定番。ただし最近値上がり
  • HyperX Clutch Gladiate ― Xbox公式ライセンス品のコスパモデル
  • PowerA Enhanced Wired Controller ― 背面ボタン4つ搭載の最安級

比較表で一発理解 ― 4製品スペック比較

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項目ホリパッド HPC-061Xbox純正HyperX Clutch GladiatePowerA Enhanced
価格(税込目安)約4,980円約6,500〜7,500円約4,500〜5,000円約3,500〜4,000円
接続方式有線(USB-A)無線+有線(USB-C)有線(USB-C着脱)有線(USB-A)
背面ボタン2つなし2つ4つ
ポーリングレート1,000Hz非公開(推定125Hz)非公開非公開
連射機能あり(3段階)なしなしなし
プロファイル機能5つなしなしなし
ヘッドセット端子ありありありあり
重量約250g約290g(電池込み)約280g約230g
ケーブル固定・3m着脱・別売り着脱・3m固定・3m

「ホリパッドを選ぶべき人」と「他を選ぶべき人」

スペック表を見た上で、それぞれの製品がどんな人に向いているかを整理する。

ホリパッド HPC-061を選ぶべき人
  • 5,000円前後で最も多機能なコントローラーが欲しい人
  • 背面ボタン + 連射 + プロファイル機能の「全部入り」を求める人
  • 1,000Hzポーリングレートで少しでも低遅延にこだわりたい人
  • 有線接続に抵抗がない人(PCデスクでのプレイがメイン)
Xbox純正を選ぶべき人
  • 無線接続が必須の人(ソファ、ベッドからのプレイ)
  • 「純正」の安心感・ブランド信頼を重視する人
  • 予算に余裕があり、背面ボタンや連射は不要な人
HyperX Clutch Gladiateを選ぶべき人
  • Xbox公式ライセンス品がいい人
  • ケーブルが着脱式(USB-C)の方がいい人
  • 連射やプロファイル機能は不要で、シンプルに使いたい人
PowerA Enhancedを選ぶべき人
  • 背面ボタンを4つ欲しい人
  • とにかく最安で背面ボタン付きコントローラーが欲しい人
  • ポーリングレートや連射機能にこだわらない人

一覧にしてみると、ホリパッドの立ち位置が見えてくる。「機能の総合力」ではこの価格帯でトップクラスだ。ただし「無線接続」と「背面ボタン4つ」には対応できない。結局、自分にとって何が一番大事かで選べばいい

ホリパッド クロスタイプはこんなゲームジャンルに向いている

「スペックはわかった。で、俺がやってるゲームで使えるの?」――一番大事な質問だ。ゲームジャンル別の相性を正直に評価する。

FPS / TPS ― 背面ボタンとポーリングレートが活きる

相性:◎(かなり良い)

FPS / TPSはホリパッド クロスタイプの強みが最も発揮されるジャンルだ。背面ボタンにジャンプやしゃがみを割り当てれば、スティックから指を離さずに動作できる。1,000Hzポーリングレートも、入力の正確さが勝敗を分けるこのジャンルでは確実にプラスに働く。

LT/RTの浅さも、FPSでは「押す/押さない」のデジタル操作がメインなので、ほとんど気にならない。Apex Legends、Fortnite、CODなどの人気タイトルとの相性は良好だ。

アクション / アクションRPG ― 万能に使える安心感

相性:○(良い)

モンスターハンター、ダークソウル系、デビルメイクライ、原神など。ボタンのレスポンスが良く、高速な入力にもしっかり応えてくれる。背面ボタンに回避やアイテム使用を割り当てると、戦闘中の操作がグッと楽になる。

このジャンルで唯一気になるのはスティックの滑りやすさだが、前述のスティックカバーで対処できる。

RPG / MMORPG ― 長時間プレイでの注意点

相性:△〜○(ゲームによる)

ドラクエ、FF、ペルソナなどの一般的なRPGなら問題なく使える。プロファイル機能を活用して、探索時と戦闘時でボタン配置を切り替えるような使い方もできる。

ただしFF14に関しては注意が必要だ。クロスホットバーの呼び出しにLT/RTを多用するが、トリガーの浅さゆえに「しっかり押し込まないと反応しない」場面がある。FF14がメインなら、ストレートタイプ(HPC-062)も含めて慎重に検討した方がいい。むしろ、DualSense(PS5コントローラー)をPCに繋いで使う方が快適かもしれない。

レースゲーム ― トリガーの浅さが唯一の懸念

相性:△(やや注意)

Forza Horizonやグランツーリスモ系のリアル寄りレースゲームでは、アクセルとブレーキの微調整にトリガーのアナログ入力を多用する。ホリパッドのトリガーは浅めなので、繊細なアクセルワークが求められるシーンでは少し物足りなさを感じる可能性がある。

マリオカート的なカジュアルレースなら全く問題ないが、ガチのレースシミュレーターには不向きだ。そもそもガチ勢はハンコン使うだろうけどな。

買う前に知っておくべき3つの注意点

「買ってから後悔した」を防ぐために、購入前に知っておくべきことを3つ伝えておく。

①「PCでしか使えない」という制約を理解する

ホリパッド for WindowsPCは、名前の通りWindows PC専用だ。

Xbox本体、PS5、Nintendo Switchには対応していない。「PCでもSwitchでも使いたい」なら、8BitDoやXbox純正コントローラーなど、マルチプラットフォーム対応の製品を選ぶ必要がある。

PCゲームだけで完結するなら何の問題もないが、複数のプラットフォームをまたいで使いたい人は購入前に確認しておいてくれ。

②初期設定とドライバの確認を忘れるな

基本的にはUSBを挿すだけで使える。だが、念のため確認しておくことがある。

Windows 11/10環境なら、USBポートに差し込めばドライバが自動的にインストールされて、すぐにゲームで使える。いわゆるプラグ&プレイ対応だ。

ただし、以下の点は確認しておこう。

  • XInput / DirectInputの切替:デフォルトはXInputモード。古いゲームで認識しない場合はDirectInputに切り替えること
  • Steam側の設定:Steamの「コントローラー設定」で「Xboxコントローラーのサポート」が有効になっているか確認
  • ファームウェアの更新:HORI公式サイトで最新ファームウェアが公開されていないか確認しておくと安心

③スティックカバーは最初から買っておけ

これは本当に声を大にして言いたい。スティックカバーを一緒にポチれ。

デメリットの項でも書いたが、スティックの滑りやすさはこの製品の弱点だ。だが数百円のシリコン製スティックカバーを被せるだけで、グリップ力が劇的に改善される。

Amazonで「コントローラー スティックカバー」と検索すれば大量に出てくる。Xboxコントローラー対応のものを選べばサイズもぴったりだ。ホリパッドの注文と一緒にカートに入れておくことを強く推奨する。

数百円でそんなに変わるの?盛ってない?

盛ってない。騙されたと思ってやってみろ。スティックカバーの有無でFPSのエイム精度が体感で変わる。数百円の投資でこんなに快適になるなら安いもんだ。

よくある質問(FAQ)

ホリパッド for WindowsPC スティッククロスタイプについて、よく聞かれる質問をまとめた。

ホリパッド クロスタイプはSteamで使えますか?

使えます。XInputモードで接続すれば、Steamのほぼ全てのゲームで認識されます。Steam側のコントローラー設定で「Xboxコントローラーのサポート」を有効にしておけば、まず問題ありません。

Mac / PS5 / Nintendo Switchでも使えますか?

使えません。本製品はWindows PC専用です。Mac、PS5、Nintendo Switch、Xbox本体には対応していません。複数のプラットフォームで使いたい場合は、8BitDoやXbox純正コントローラーを検討してください。

背面ボタンの設定方法は難しいですか?

難しくありません。コントローラー本体のFNボタンを押しながら、割り当てたいボタンを押すだけです。PCにソフトウェアをインストールする必要もなく、本体だけで設定が完結します。プロファイルへの保存もボタン操作のみで可能です。

スティックのドリフト(誤入力)は起きますか?

HORIは高耐久のアナログスティックを採用しており、通常の使用でドリフトが発生する可能性は低いです。ただし、どのコントローラーでもスティックは消耗品です。乱暴に扱えば寿命は縮まります。万が一初期不良でドリフトが発生した場合は、HORIのサポートに連絡してください。

ヘッドセット端子の音質はどうですか?

コントローラー経由のヘッドセット端子は、PCに直接挿すのと比べると音質はやや劣ります。高音質にこだわるなら、ヘッドセットはPCのオーディオ端子やUSB DACに直接接続する方がいいでしょう。ただし「ボイスチャットしながら手元でミュートを切り替えたい」という用途には非常に便利です。

連射機能はオンラインゲームで使っても大丈夫ですか?

ゲームの利用規約によります。多くのオンラインゲームでは連射(マクロ)機能の使用を禁止しています。オフラインゲームやソロプレイでは自由に使って構いませんが、オンライン対戦では使用を控えることをおすすめします。BANされてからでは遅いです。

まとめ ― ホリパッド クロスタイプは「5,000円の最適解」か?

最後に、ホリパッド for WindowsPC スティッククロスタイプ(HPC-061)の評価を総まとめする。

メリット・デメリット最終整理

メリット
  • 5,000円で背面ボタン・連射・プロファイル・1,000Hzポーリングレートの「全部入り」
  • ボタンの押し心地がコンシューマ機レベル
  • 有線ゆえの低遅延・充電不要・軽量250g
  • XInput / DirectInput両対応で幅広いゲームに使える
  • ヘッドセット端子+マイクミュートボタン搭載
デメリット
  • スティックが滑りやすい(スティックカバーで対処可能)
  • LT/RTトリガーが浅い(FF14やレースゲームでやや不向き)
  • スタート/セレクト周辺のボタン配置にクセがある
  • 完全有線。無線接続には非対応
  • Windows PC専用。他のプラットフォームでは使えない

最終判断 ― こんな人にはおすすめ、こんな人には不向き

おすすめできる人:

  • PCゲーム専用のコントローラーを5,000円前後で探している
  • 背面ボタンや連射機能など、豊富な機能を求めている
  • 有線接続に抵抗がない(PCデスクでのプレイがメイン)
  • FPS、アクション、RPGを幅広くプレイする
  • Xbox配列(クロス配列)に慣れている、または慣れたい

不向きな人:

  • 無線接続が絶対条件(ソファ、ベッドでのプレイ)
  • PS配列が体に染み付いていて変えたくない(→ ストレートタイプを検討)
  • FF14がメインゲーム(→ トリガーの浅さが気になる可能性)
  • レースシミュレーターをガチでやる(→ トリガーの微調整が物足りない)
  • PC以外のプラットフォームでも使いたい

コントローラー選びで一番大切なのは、「自分がどんなゲームを、どんな環境でプレイするか」を知ることだ。スペック表の数字に踊らされるな。レビューの点数だけで判断するな。自分の手に馴染むかどうか。自分のプレイスタイルに合っているかどうか。それだけだ。

ホリパッド for WindowsPC スティッククロスタイプは、5,000円という価格帯において、機能の総合力では頭一つ抜けた存在だ。背面ボタン、連射、プロファイル、1,000Hzポーリングレート。これだけ積んで5,000円を切ってくるコントローラーは、正直ほかにない。

もちろん完璧じゃない。スティックの滑りやすさ、トリガーの浅さ、有線限定。弱点はある。だが、どのコントローラーにも弱点はある。3万円のエリコン2だって文句を言う人はいる。大事なのは、弱点を理解した上で「自分には許容範囲だ」と判断できるかどうかだ。

この記事を読んで、それが判断できる状態になったなら、俺の仕事は果たせたと思っている。

いいか、コントローラーは道具だ。道具は使う人間の目的に合ってなきゃ意味がない。高いから良い、安いからダメじゃない。「自分の用途を知って、それに合ったものを選べ」。これだけ覚えて帰ってくれ。

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